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中学受験とは何なのかを詳しくわかりやすく解説します!

中学受験とは何なのかを詳しくわかりやすく解説します!
※本ページにはプロモーションが含まれています

こんにちは!

中学受験ブログ「受験ラッシュ!」の僕です。

ご覧いただきありがとうございます。

今日は、11月2日(土)です。

2月1日の本番受験まで、あと91日です!

プロフィールはこちらより



はじめに

僕も含め

中学受験

という言葉を当たり前のように使っていますが、

そもそも中学受験って何?

という方もいます。(多分...)

そういう意味では、誰でも、最初から中学受験を知っていたということはなく、何かをトリガーとして中学受験を知ったと思います。

そこで!

今回は、「中学受験」について詳しく、わかりやすく説明したいと思います。


中学受験を知りたい方へ!

「中学受験」を既に知っている方には、当たり前の内容ですが、

・そもそも中学受験って何?という方!
・中学受験に興味がある方!
・中学受験を考え始めた方!

などに読んでいただけたら幸いです。

自分で言うのもなんですが、ウィキペディアよりは簡単にわかりやすく説明しているつもりです。

また、

長文(7,000文字程度)のため、太字だけ見ていただいても概要が伝わるようにしているつもりです。

ちなみに、僕が「中学受験」を知ったのがいつだったかは、よく覚えていませんが、小学4、5年生の頃だったような気がします...


中学受験とは?

「中学受験」とは、簡単に言うと、中学校に入学するために試験を受けること、

つまり、

自分が、

入学したい中学校の入学試験を受けること!

です。

後ほど詳しく説明しますが、中学校は義務教育のため、自分が住んでいる最寄りの(学区の)公立中学校に入学(進学)する場合は、入学試験を受ける必要がありませんが、国公私立の中高一貫校である中学校に入学(進学)したい場合は、基本的には入学試験を受けることが必要となり、

一般的には、

中高一貫校の入学試験を受けること!

を「中学受験」と言っています。

※中高一貫校については、後ほど説明します。

なお、「中学受験」という言葉が一般的ですが、

中学校受験

でも同じ意味となります。

また、公立中高一貫校の場合は、試験というよりも、検査するという意味合いが強いため、

中学受検

と言われることが多々あります。


中学受験する目的!

中学受験する目的は、もちろん、

人により様々!

です。

例えば、

うちは、自分の子供に

・より良い環境で教育を受けさせたい!
・より良い教育を受け受けさせたい!
・大学受験を見据えて!

といった目的で中学受験していますが、同じような目的で中学受験する方も多いのでは?と考えています。

[ご参考]

後ほども述べていますが、

特に、大学受験に向けて、中学受験し中学校(中高一貫校)に入学、そして、先取り教育により大学受験対策に備えるという目的が強いと考えています。

また、

例えば、将来、医者として後を継ぐために、医学部系の大学付属の中高一貫校に入学しておき、大学医学部に進学しやすい環境を早めに整えておくといった、家庭の事情などにより中学受験する方も少なくないです。


中学受験の対象者!

当たり前で恐縮ですが、中学受験は誰でもできるということはなく、中学受験できる対象者、つまり、受験できる資格を持つのは、

中学に進学する小学6年生!

が対象となります。

また、中学は義務教育のため、中学受験に失敗した場合でも、いずれかの中学校へは進学する必要があり、高校受験や大学受験とは違い、

浪人して中学受験することはできない!

です。

現に、中学入試を実施する中学校の募集要項を見てみると、毎年、受験資格として、

◯◯年3月小学校卒業見込みの者

という旨が記載されています。

そういう意味では、

中学受験は一生に一回しかできない!

ということになります。


中学受験する学校の種類!

中学受験する学校の種類としては、大きくは、

・中学校
・中高一貫校

の2種類あります。


中学校

中学受験は中学校に入学(進学)するために入学試験を受けるため、中学受験する学校が中学校であることは当たり前といえば当たり前ですが、

基本的には、

中学校だけのために受験することはない!

というのが実情です。


中高一貫校

中高一貫校は、中学と高校の教育を一貫して行う学校であり、先で述べている中学校のためだけに中学受験することがほとんどないのとは逆に、

中高一貫校に入学するために中学受験する!

というのがほとんどです。

そのため、先でも述べていますが、

中学受験 = 中高一貫校を受験する

というのが一般的であり、中高一貫校に入学(進学)することで、高校までの教育課程を修業したことになり、高校受験をしなくても高校に入学、かつ、よほどの事情がない限り高校卒業になるというメリットがあります。

そういう意味では、中学校のためだけに中学受験するということにメリットはあまりないと僕は考えます。


中学受験する中高一貫校の種類!

先で、基本的には、

中学受験 = 中高一貫校を受験する

と説明していますが、中高一貫校にも大きくは、

・国立中高一貫校
・公立中高一貫校
・私立中高一貫校

の3種類あります。


国立中高一貫校

国立中高一貫校は、読んで字のごとく、国立の中高一貫校で、

例えば、東京には、

・筑波大学附属駒場中学校(男子校)
・筑波大学附属中学校(共学)
・etc

などの学校があります。

国立中高一貫校は、後述する私立中高一貫校とは違い、学校の数としては少ないですが、国立ということもあり、私立中高一貫校よりも授業料などが安いというメリットがあります。


公立中高一貫校

公立中高一貫校は、読んで字のごとく、公立の中高一貫校で、

例えば、東京には、

・東京都立小石川中等教育学校(共学)
・東京都立桜修館中等教育学校(共学)
・etc

などの学校があります。

公立中高一貫校は、国立中高一貫校と同様に、学校の数としては少ないですが、公立ということもあり、私立中高一貫校よりも授業料などが安いというメリットがあります。


私立中高一貫校

私立中高一貫校は、読んで字のごとく、私立の中高一貫校で、

例えば、東京には、「御三家」と呼ばれる

・開成中学校(男子校)
・麻布中学校(男子校)
・武蔵中学校(男子校)
・桜蔭中学校(女子校)
・女子学院中学校(女子校)
・雙葉中学校(女子校)
・etc

などをはじめ、

数多くの私立中高一貫校!

があります。

このブログでもご紹介していますが、国立中高一貫校、公立中高一貫校と比べて首都圏の中で一番多いのが、私立中高一貫校となっています。

[ご参考]

私立中高一貫校は、私立ということもあり、国立中高一貫校、公立中高一貫校と比較すると授業料などは高めですが、

東京大学をはじめとする

難関大学への合格実績が多い!

のは、私立中高一貫校となっています。

[ご参考]

例えば、今年(2021年度)の東大合格者数が多い上位10校は、以下のとおりで、ほとんど(筑波大学附属駒場、日比谷以外)は、私立中高一貫校となっています。

[2021年度]
順位
学校名
東大合格者数
1位
開成(東京)
144名
2位
灘(兵庫)
97名
3位
筑波大学附属駒場(東京)
89名
4位
麻布(東京)
85名
5位
聖光学院(神奈川)
79名
6位
西大和学園(奈良)
76名
7位
桜蔭(東京)
71名
8位
渋谷教育学園幕張(千葉)
67名
9位
日比谷(東京)
63名
10位
駒場東邦(東京)
56名

また、私立中高一貫校では、

先取り教育を実施している学校が多い!

ということもあり、

大学受験に有利である!

とよく言われています。

※先取り教育とは、文部科学省が定めている教育内容を、通常よりも先に(早く)教育することであり、例えば、高校3年までに習う内容を高校1年までに終えるといったことです。

以下、ご参考までに、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の私立中学校一覧となります。

[ご参考]


中学受験のための塾!

中学受験のために、中学受験する子供を塾に通わせる方が多いです。

[ご参考]


主要な中学受験塾!

中学受験のための塾である中学受験塾は、世の中には数多くあり、駅前、住宅街にかかわらず、近所に何かしらの塾があるという方も多いと思います。

例えば、首都圏では、


といった大手の塾はもちろんのこと、中小規模、個人経営問わず、中学受験のための塾は数多く存在します。

[ご参考]
ご参考までに、首都圏の大手塾をまとめて検索する機能についてご紹介します。

下記をクリックすることで、先でご紹介している首都圏の大手の中学受験塾(集団指導塾)をまとめて地域別(市区町村別)に検索することができます。


※検索対象としている中学受験塾が地域(市区町村)に存在しない場合は、地域(市区町村)が表示されません。


中学受験塾に通う目的!

中学受験のために塾に通う目的は、

やはり、

小学校での勉強では中学受験に勝てない!

つまり、

小学校の内容では志望校に合格できない!

という現状があります。

特に、「偏差値」の高い難関校になればなるほど難しくなります。

そういう意味では、難関校に合格する受験生は、塾に通っていると言っても過言ではないです。

[ご参考]

そのため、中学受験に特化した授業や対策を行なってくれる中学受験塾に通わせる方が多いです。

※もちろん、塾に通わせないで中学受験する方もいます。


中学受験塾にいつから通うか?

先で、中学受験に向けて塾に通う受験生が多いと述べており、本番受験の年である小学6年生が通うことは当たり前と言えば当たり前ですが、中学受験に向けた準備としては、

小学低学年から塾に通う!

ことも多くあり、

年々、低年齢化している!

と言われています。

実際、うちも、息子が小学2年生から塾に通い出し、小学3年生の頃に中学受験することを決めています。

[ご参考]


中学受験マンガ!

余談ですが、中学受験そして塾をテーマにした

二月の勝者

というマンガがあります。

このマンガは、中学受験する受験生の家族、塾の内情をリアルに描いており、中学受験を控えた方のみならず、中学受験を終えた方にも人気となっています。

特に、中学受験本番を控えている小学6年生の観点では、リアルに描かれているため、

中学受験する小学6年生の実態!

を知りたい方にはおすすめします。

なお、「二月の勝者」はテレビドラマ化もされます。


中学受験のための講座!

先で中学受験のための塾(中学受験塾)について述べていますが、塾だけではなく、中学受験対策としての動画講座や通信講座といった、中学受験のための講座も数多くあります。

例えば、メジャーな中学受験対策のための講座としては、


などがあり、塾に行かずに上記のような講座を利用し中学受験する方や、塾と併用して中学受験対策する方など様々です。


中学受験の試験範囲!

中学受験の試験範囲は、

あくまでも、基本的には、

小学6年生までの教育課程で習う範囲!

が試験の範囲となります。

このようにいうと、中学受験に向けては、

小学校の教科書を勉強すればいいの?

と思う方もいると思いますが、

そう簡単ではなく、

実際の入試では応用問題として出題される!

ということがほとんどで、

学校によって入試問題の難易度は千差万別!

です。

例えば、

理科と国語、理科と算数など、

特定の科目に特化した問題ではなく、

科目をまたがったような問題!

が出題されることも多々あります。

[ご参考]

このように、中学受験に向けて応用力を身につけさせるために、子供を中学受験塾に通わせるというのが実情であり、先で述べている先取りを中学受験に向けて塾で行うということが一般的となっています。


中学受験の試験科目!

中学受験の試験科目は学校や入試の種類によっても違います。

主要な中学受験の試験科目は、

・国語
・算数
・理科
・社会

が基本的な試験科目となり、受験する学校によっては、受験生、または、受験生+保護者による

・面接(女子校に多い)

もある場合があります。

[ご参考]

その他、体育がある学校や、音楽系の学校であれば音楽がある学校もあります。

また、試験科目や試験パターンとして、


などを実施している学校もあり、学校によって試験科目は千差万別です。


中学受験の日程・入試日!

中学受験の日程・入試日である本番入試日は、学校により様々ですが、

毎年、大体1月から2月初旬に実施!

されます。

※推薦入試などの場合は、12月から実施される学校もあります。

例えば、

・埼玉 :1月10日から開始
・千葉 :1月20日から開始
・東京 :2月1日から開始
・神奈川:2月1日から開始
・関西 :1月中旬(統一入試日となり毎年不定)

というように、都道府県の私学協会によって中学受験の入試開始日が決められており、その開始日以降に学校により入試日は違ってきます。

[ご参考]

なお、都道府県の私学協会によって中学受験の入試開始日(解禁日)が決められている理由は、

各私立中学校の入試での

青田買いを避けるため!

です。

また、

入試回数としては、一つの学校が(同じ学校が)

・一回だけ入試を実施する
・複数回入試を実施する

という学校があり、学校により様々です。

[ご参考]

例えば、

募集人員100名の学校が、

・第1回入試:2月1日(80名)
・第2回入試:2月3日(20名)

というように、複数回に分けて生徒を募集する学校も多いです。


中学受験できる学校数!

中学受験できる学校数には、特に制限はなく、

入試日や時間帯が重ならなければ、

何校でも受験可能!

です。

ただし、

第一志望校、併願校を含めると中学受験生一人当たり、大体、6~7校ほど受験し、

・第一志望校
・チャレンジ校
・実力相応校
・安全校
・お試し校/腕試し校

といったレベルの学校を受験することが多くあります。

[ご参考]


中学受験の実質倍率!

中学受験の実質倍率は、「受験者数÷合格者数」で算出され、

もちろんですが、

中学受験の実質倍率は、

学校や入試の種類により違います!

例えば、首都圏の中学受験においては、大体2倍前後から10倍以上になる学校もあり千差万別です。

ご参考までに、今年(2021年度)の先でもご紹介している御三家(男女)の実質倍率は、以下の通りです。

[男子御三家]
学校名
受験者数
合格者数
実質倍率
開成
1,051
398
2.64
麻布
844
377
2.24
武蔵
574
183
3.14
※実質倍率は小数第三位を四捨五入しています。

[女子御三家]
学校名
受験者数
合格者数
実質倍率
桜蔭
561
283
1.98
女子学院
664
274
2.42
雙葉
357
115
3.10
※実質倍率は小数第三位を四捨五入しています。


中学受験の流れ!

中学受験における入試の流れは、高校受験、大学受験と同様に、

・受験する学校への出題!
   ↓
・実際の受験!
   ↓
・合格発表!
   ↓
・入学手続き!

という流れになります。


受験する学校への出題!

中学受験する学校が決まったら、受験する学校の募集要項に従い出題します。

出題方法は、受験する学校により違いますが、

・インターネットでの出願
・学校から願書を入手し持参して出願
・願書を郵送で出願

といった方法があります。

[ご参考]

また、最近は、インターネットによる出題を実施する学校が増えています。

[ご参考]


実際の受験!

受験する学校への出題後、入試日に実際に受験します。


合格発表!

受験した学校の合格発表の方法や日時は、学校により違いますが、

入試日当日や2日後などに合格発表!

されます。

合格発表の方法としては、

・校内掲示での合格発表
・インターネットでの合格発表
・校内掲示&インターネットでの合格発表

といった方法で合格発表され、受験する学校により違います。

[ご参考]


入学手続き!

受験した学校に合格し、入学手続きを行い、入学する学校が決まったら、東京の場合は、毎年2月11日に「合格者招集日」があり、入学が許可されると、

ようやく

中学受験が終了!

となります。


最後に

今回、「中学受験」とは何なのか?について、色々と述べましたが、改めてまとめてみると、奥が深いです。

いずれにせよ、中学受験全体の概要がわかっていただけたら幸いです。

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