はじめに
中学受験を制するためには戦略・作戦(策戦)が必要です。
その中でも受験する学校の日程の組み方は非常に重要な要素の一つです。
とっ、難しいことを言っていますが、早い話が第一志望校以外に、どんな併願校をいつ受験するか?ということです。
ということで、今回は、中学受験における受験日程の組み方について、色々と述べたいと思います。
中学受験における受験日程の組み方について!
以下、中学受験における受験日程の組み方についてです。
その前に!
僕としては、秋ぐらいまでは、第一志望校だけを見ていても良いと思いますが、冬になると、現実的な併願校と受験日程を真面目に考える必要が出てきます。
うちは、出願期限ギリギリまで、なかなか併願校が決まらずに、ずっと悩んでいましたが、これから受験を控えている方も、併願校と受験日程を決めることに、かなり悩むと思います。
それはさておき、今回は、大まかな併願校の難易度と受験日程の組み方について、これから説明します。
中学受験日程の組み方は?
以前、「中学受験における一人当たりの受験校の平均は?」という記事でも述べていますが、首都圏では、中学受験生一人当たり、大体、6~7校ほど受験します。(同じ学校の試験を2回以上受けた場合も1校と数えた場合です。)
中学受験日程の組み方は、その、6~7校を、学校の難易度や種類毎に
・第一志望校
・チャレンジ校
・実力相応校
・安全校
・お試し校/腕試し校
として選択し、実際の入試日程と照らし合わせて中学受験日程を決めることになります。
もちろん、第一志望校を軸として、
第一志望校の入試日の前後に、「チャレンジ校」、「実力相応校」、「安全校」、「お試し校/腕試し校」の受験日程を組んでいく!
ことになり、これが中学受験において受験日程を決める基本的な組み方となります。
例えば、第一志望校の入試日が2月1日の場合、
[例]
・1月10日:お試し校/腕試し校
・1月20日:安全校
・1月22日:チャレンジ校
・2月1日:第一志望校
・2月2日:実力相応校
・2月3日:実力相応校
のような組み方です。(あくまでも例です。)
受験する学校の種類と受験する学校数!
先で、中学受験においては、一人当たり6~7校受験すると述べていますが、以下に受験する学校の難易度による種類と大まかな受験校数を説明します。
●第一志望校
第一志望校は、その名の通り、自分が一番行きたい学校、つまり、本命の学校です。
もちろん、第一志望校なので、受験する数としては1校です。
●チャレンジ校
チャレンジ校は、現時点での偏差値と比較して、合格はちょっと難しいが、可能性は0ではないという学校で、合格する確率としては30%から40%といった学校です。
チャレンジ校は、受験しない方もいるので、受験する数としては大体、0~1校という感じです。
●実力相応校(併願校)
実力相応校は、現時点での偏差値と比較して、何とか合格出来そうな学校で、合格する確率としては50%から70%といった学校です。
併願校として実力相応校は、ほとんどの方が受験しますが、受験する数としては大体、1~2校という感じです。
●安全校(併願校)
安全校は、現時点での偏差値と比較して、何もなければ合格出来そうな学校で、合格する確率としては80%以上といった学校です。
併願校として安全校も、ほとんどの方が受験しますが、受験する数としては大体、1~2校という感じです。
●お試し校/腕試し校(併願校)
お試し校/腕試し校は、本番受験を経験するという目的と、実力を試して自信を持ってもらうということを目的に受験する学校で、安全校と言えば安全校ですが、よほどのことがない限り、実際には入学しない学校です。
首都圏の方であれば、お試し校/腕試し校もほとんどの方が受験しますが、受験する数としては大体、1~2校という感じです。
まとめ!
受験する学校の難易度による種類と受験する学校数をまとめると、以下のようになります。
学校の難易度/種類
受験する学校数
・第一志望校
1校
・チャレンジ校
0~1校
・実力相応校
1~2校
・安全校
1~2校
・お試し校/腕試し校
1~2校
※しつこいようですが、同じ学校を2回以上受ける場合も、1校として扱っています。
上記の受験する学校数からも分かるように、少なくとも4校、多くとも8校受験する場合は、やはり、平均では6校程度の受験になると思います。
あとは、先でも述べているように、第一志望校を軸に、併願校の入試日程と照らし合わせて中学受験日程を決めていくことになります。
ご参考!
ご参考までに、うちが最終的に出願し、受験したのは、
・1月10日(お試し校/腕試し校)
→ 栄東中学校(A日程)
・1月12日(チャレンジ校)
→ 栄東中学校(東大特待)
・1月22日(チャレンジ校)
→ 渋谷教育学園幕張中学校
・2月1日(第一志望校)
→ 麻布中学校
・2月2日(実力相応校)
→ 本郷中学校
・2月3日(実力相応校)
→ 浅野中学校
となっており、今思えば、安全校は一つもないことが分かります。(分かりました...)
というか、「チャレンジあるのみ!」といった感じでした。
ちなみに、このブログでも何度か述べていますが、渋幕はもともと、受験するつもりは全くありませんでした。
ただ、一つだけ言えることは、第一志望校の受験前である1月受験で、栄東(東大特待)、渋幕へチャレンジし、合格できたことがかなり大きいです。
いずれにせよ、このように、東京、神奈川の方には、1月受験はお試し校/腕試し校の色が強いですが、チャレンジ校へ挑戦するということも大いにアリです。
最後に
今回、中学受験における受験日程の組み方について、色々と述べましたが、先でも述べているように、受験する学校や地域によっても大きく変わってきますし、人それぞれです。
ただ、「チャレンジ校」はともかく、受験日程の組み方としては、「実力相応校」、「安全校」、「お試し校/腕試し校」をバランス良く組み合わせることがポイントになります。(うちは、バランスが悪かったですが...)