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麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について!

麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について!|受験ラッシュ!

はじめに


2013年度(平成25年度)の麻布中学校の入試問題(理科)に出題された「ドラえもん」の問題はとても有名な話で、ご存知の方も多いとは思いますが、今回、あえて、この「ドラえもん」の問題について僕なりの意見を色々と述べたいと思います。


麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について!


以下、2013年度(平成25年度)、麻布中学校の入試に出題された「ドラえもん」の問題についてです。


出題された科目
この「ドラえもん」の問題ですが、問題そのものは有名でも、何の科目で出題されたのかが分からないという方のために念のために言っておきます。

この問題、タイトルにもあるように、「理科」の入試問題で出題されています。

具体的には、大問2の問7で出題されています。

※算数ではないことだけは確かですが...

もう少し詳細に言うと、大問2は全体的に生物に関する設問となっており、問6までは、普通の生物の特徴などに関する設問となっていますが、大問2の最後の問題である問7に、突然「ドラえもん」の問題が出題されているという感じです。


問題文と解答例
では、早速、実際の問題文と解答例を見てみましょう!

[問題文]
右図は、99年後に誕生する予定のネコ型ロボット、「ドラえもん」です。この「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい。


※右図はこの記事では掲載出来ませんが、「ドラえもん」が右手を上げて、笑顔で立っている図(白黒)となっています。


[解答例]
ドラえもん自身が成長したり、子孫を残すことができないから。


という、問題文と解答例になっています。

上記の問題文と先に解答例を見てしまうと、当たり前のように思う方も多いとは思いますが、問題文だけ見てしまうと、何を解答すればいいのかがちょっと分かりません。


解き方
実は、この「ドラえもん」の問題が出題された大問2の問題文の中には地球上の「生物」に共通する特徴として、以下の生物の定義が3つ示されています。

[生物の定義]
特徴A:自分と外界とを区別する境目をもつ。
特徴B:自身が成長したり、子をつくったりする。
特徴C:エネルギーをたくわえたり、使ったりするしくみをもっている。

この3つの定義を前提に考えると、「ドラえもん」には特徴Bが当てはまらないことが分かり、先程の解答例のような解答になります。

ちなみに、僕の手持ちの麻布の過去問の解答例としては、

自身が成長したり、子をつくったりする特徴Bを満たさないから。

となっており、特徴Bに当てはまらないことが解答できれば正解だと思います。

※ネット上では、先の解答例にあるように、「ドラえもん」は「自分が成長しない」ことについても色々と意見があるようですが...


理科というよりも国語の問題?
これも同じ意見が多くありますが、解答例や解き方が正しいのであれば、この「ドラえもん」の問題に限っては、理科の問題ではなく、ほぼ国語の問題だと僕は(僕も)感じました。

要するに、知識がなくても、問題文全体をよく読み、問題文中に解答や解答となるヒントが隠れているという問題です。

早い話が、「読解力」が試されている問題です。

ご存知の方も多いとは思いますが、麻布の入試問題は、国語はもちろんですが、社会や理科にも長文読解が出題されることが多々あります。


麻布はこの問題で何を求めたのか?
もちろんですが、麻布側は、この「ドラえもん」の問題について、出題の意図や解答を明らかにはしていませんが、僕の個人的な考えは、大きく2つあります。(前振りが長くなりましたが、ここから本題です。)

[1つ目]
文部科学省が、平成17年12月に「読解力向上プログラム」というものを発表しています。

内容を簡単に言うと、日本の子供は「数学的リテラシー」、「科学的リテラシー」、「問題解決能力」については、諸外国の1位の国と大差はないが、「読解力」については、諸外国の平均値まで低下しているという内容です。

この、日本の子供たちの読解力が低下しているという昨今の状況について、麻布も危機感を持っており、国語ではなく、あえて理科の問題として、子供たちが大好きな「ドラえもん」の問題を出題したということも考えられます。

※僕にしては珍しくまともな考えです...


[2つ目]
この問題で、麻布は受験生に自由な発想を求めたのではないかな?とも考えています。

実際、この問題の解答には、字数制限もなく、解答用紙には、解答欄が設けてあるのみです。

解答例を否定するわけではありませんが、そもそも、解答例が麻布が求めていた解答ではないかもしれませんし、ほぼ国語の問題と思われるような問題を、あえて理科の問題として出題した意図も正直なところ不明です。

僕は頭が悪いので、具体的には言えませんが、もしかしたら、全く違う、発想豊かな解答をして、得点した受験生もいたかもしれません。


余談
余談ですが、うちの息子が受験のときに、息子と家内から、この「ドラえもん」の問題を口頭で出されたことがあり、僕は素直に「ロボットだからじゃないの?」と答えて、「そんな簡単な答えじゃない!」と言われた思い出があります。

※その後、実際に麻布中の過去問を見て、解答例に納得しましたが...


最後に


この「ドラえもん」の問題が出題された2013年は、ネットや新聞でも多く取り上げられており、色々と盛り上がっていた模様ですが、今、冷静に考えると、僕としては、麻布らしい問題だなと、つくづく思います。

最近は、麻布中学校の入試では、このような面白い問題というか、奇問があまり出題されてはいませんが、「ドラえもん」の問題が出題されてから今年で5年経っているため、もしかしたら、そろそろまた奇問が出題されるかもですね!
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