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麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について!

麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について!
こんにちは!

中学受験ブログ「受験ラッシュ!」の僕です!

お昼の貴重な時間にご覧いただきありがとうございます!

今日は、1月17日(月)です。

2月1日の本番受験まで、あと15日です!

はじめに


2013年度(平成25年度)の中学受験において、

麻布中学校の入試問題(理科)に出題された

ドラえもんの問題!

は、とても有名な話となっており、ご存知の方も多いと思います。

そこで!

今回、あえて、麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について、僕なりの意見を色々と述べたいと思います。



「ドラえもん」の問題について!


まずは、2013年度(平成25年度)、麻布中学校の入試に出題された「ドラえもん」の問題についてです。


出題された科目!


今回ご紹介する麻布中学校の入試で出題されたこの「ドラえもん」の問題ですが、問題そのものは有名でも、

何の科目で出題されたのか?

がわからないという方のために念のために説明しておきます。

タイトルにもあるように、

この「ドラえもん」の問題は、

理科

の入試問題で出題されています。

具体的には、大問2の問7で出題されています。

もう少し詳細にいうと、大問2は全体的に生物に関する設問となっており、問6までは、普通の生物の特徴などに関する設問となっていますが、最後の問題である問7に、

突然、

ドラえもんの問題が出題されている!

という感じです。


問題文と解答例!


では、早速、実際の問題文と解答例を見てみましょう!

まずは、問題文です。

[問題文]
右図は、99年後に誕生する予定のネコ型ロボット、「ドラえもん」です。この「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい。

問題文中にある右図は、著作権の関係上、この記事では掲載できませんが、「ドラえもん」が右手を上げて、笑顔で立っている絵(白黒)となっています。

次に、解答例です。

[解答例]
ドラえもん自身が成長したり、子孫を残すことができないから。

上記の問題文と解答例を先に見てしまうと、当たり前のように思う方も多いとは思いますが、問題文だけ見ると、何を解答すればいいのかがちょっとわかりません。


解き方!


実は、この「ドラえもん」の問題が出題された大問2の問題文の中には、地球上の「生物」に共通する特徴として、以下の生物の定義が3つ(特徴A~C)示されています。

[生物の定義]
特徴A
自分と外界とを区別する境目をもつ。
特徴B
自身が成長したり、子をつくったりする。
特徴C
エネルギーをたくわえたり、使ったりするしくみをもっている。

上記3つの生物の定義(特徴A~C)を前提に考えると、「ドラえもん」には、特徴Bが当てはまらないことがわかり、先程の解答例のような解答になります。

ちなみに、僕の手持ちの麻布の過去問の解答例としては、

[解答例]
自身が成長したり、子をつくったりする特徴Bを満たさないから。

となっており、

特徴Bに当てはまらないこと!

が解答できれば正解だと思います。

※ネット上では、先の解答例にあるように、「ドラえもん」は「自分が成長しない」ことについても色々と意見があるようですが...


理科というよりも国語の問題?


これも同じ意見が多くありますが、解答例や解き方が正しいのであれば、この「ドラえもん」の問題に限っては、

理科の問題ではなく国語の問題!

だと僕は(僕も)感じました。

つまり、理科の知識がなくても、問題文全体をよく読み、問題文中に解答や解答となるヒントが隠れているという問題です。

早い話が、

読解力!

が試されている問題です。

ご存知の方も多いとは思いますが、麻布の入試問題は、国語はもちろんですが、社会や理科にも長文読解が出題されることが多々あり、読解力はかなり重要になります。

[ご参考]


麻布はこの問題で何を求めたのか?


先で、麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題をご紹介しましたが、単に問題を紹介したいだけではなく、

麻布がこの問題で何を求めたのか?

というのが、この記事の趣旨の一つです。

※実は...

もちろんですが、麻布としては、この「ドラえもん」の問題について、出題の意図や解答を明らかにはしていませんが、

僕の個人的な考えとしては、

大きくは、


という2つあります。

ということで、

次から、それぞれについて説明します。


1.読解力低下への危機感!


文部科学省が、2005年(平成17年)12月に、

読解力向上プログラム

というものを発表しています。

内容を簡単に言うと、

日本の子供は、

・数学的リテラシー
・科学的リテラシー
・問題解決能力

については、諸外国の1位の国と大差はないが、

読解力は諸外国の平均値まで低下している!

という内容です。

この、日本の子供たちの読解力が低下しているという昨今の状況について、

麻布も危機感を持っている!

という理由で、国語ではなく、あえて理科の問題として、子供たちが大好きな「ドラえもん」の問題を出題したということも考えられます。

※僕にしては珍しくまともな考えです...


2.自由な発想を求めた!


もう一つの考えは、

麻布はこの問題で、

受験生に自由な発想を求めたのではないか?

とも考えています。

実際、この問題の解答には、字数制限もなく、解答用紙には、解答欄が設けてあるのみです。

解答例を否定するわけではありませんが、

そもそも、解答例のような解答は、

麻布が求めていた解答ではない!

かもしれませんし、ほぼ国語の問題と思われるような問題を、あえて理科の問題として出題した意図も正直なところ不明です。

僕は頭が悪いので、具体的には言えませんが、もしかしたら、全く違う、

発想豊かな解答!

をして、得点した受験生もいたかもしれません。(僕の勝手な想像ですが...)


麻布の入試では科目にとらわれないことが重要!


でっ!

僕がこの記事で一番伝えたいことは、ここです。

首都圏の中学受験においては、

麻布中を目指している!

という受験生も多いと思いますが、

今回ご紹介した「ドラえもん」の問題のように、

麻布の入試においては、

一つの科目にとらわれないことが重要!

です。

逆にいうと、

先で、麻布が「ドラえもん」の問題で何を求めたのか?を述べているように、

「ドラえもん」の問題は、

読解力と一つの科目にとらわれない発想力!

を重視しているという麻布からのメッセージでもあります。

もう少し具体的にいうと、

中学入試においては、通常、

・国語:国語の問題
・算数:算数の問題
・理科:理科の問題
・社会:社会の問題

と考えるのが当たり前ですが、

麻布の入試においては、

・国語:国語の問題
・算数:算数の問題
・理科:国語+理科の問題
・社会:国語+社会の問題

というように、

まさに、

一つの科目にとらわれないで挑む!

必要があります。

これは、僕だけではなく、

麻布の問題ってほぼ国語と算数だよね!

という方も多くいます。

実際、うちの家内も、麻布に通う息子も同じことを言っていました。

いずれにせよ、

科目をまたいで思考力を働かせることが必要な麻布中の入試問題が、奇問、難問と言われる理由の一つでもあります。


余談!


余談となり恐縮ですが、

うちの息子が受験のときに、息子と家内から、この「ドラえもん」の問題を口頭で出されたことがあり、

僕は素直に

ロボットだからじゃないの?

と答えて、

そんな簡単な答えじゃない!

と言われた思い出があります。

※その後、実際に麻布中の過去問を見て、解答例に納得しましたが...


最後に


今回、麻布中の理科に出題された「ドラえもん」の問題について、色々と述べましたが、

この「ドラえもん」の問題が出題された2013年は、ネットや新聞でも多く取り上げられており、色々と盛り上がっていた模様です。

今、冷静に考えると、僕としては、麻布らしい問題だなとつくづく思います。

麻布中学校の入試では、このような面白い問題というか、奇問が度々出題されていますが、

一つの科目にとらわれずに、

科目をまたいで思考力を働かせること!

も中学受験においては必要です!

記事カテゴリー中学受験


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