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中学受験における偏差値とは?(注意点や活用法も解説します!)
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
中学受験において、受験生の実力を測る基準として、
「偏差値」
があります。
よく、
模擬試験の結果で
・偏差値が上がった!
・偏差値が下がった!
・偏差値が下がった!
などと言う機会も多く、偏差値を気にしている方も多いと思います。
そのような中で、
偏差値とはどのような数値なのかをご存知でしょうか?
そこで!
今回は、中学受験における偏差値について、説明します。
そもそも、
「偏差値って何?」
という方に読んでいただけたら幸いです。
[目次]
中学受験における偏差値とは?
・偏差値とは?
・偏差値の求め方!
・偏差値を使用する利点!
中学受験における偏差値の注意点!
・偏差値は塾によっても違う!
・模擬試験によっても違う!
中学受験における偏差値の活用法!
・志望校を選ぶ際の基準!
・合格/不合格判定の基準!
ご参考
最後に
中学受験における偏差値とは?
・偏差値とは?
・偏差値の求め方!
・偏差値を使用する利点!
中学受験における偏差値の注意点!
・偏差値は塾によっても違う!
・模擬試験によっても違う!
中学受験における偏差値の活用法!
・志望校を選ぶ際の基準!
・合格/不合格判定の基準!
ご参考
最後に
中学受験における偏差値とは?
まずは、中学受験における偏差値とは、どのようなものなのか?について説明します。
偏差値とは?
中学受験に限った話ではありませんが、▽偏差値とは?
偏差値とは、一言でいうと、平均値を50として学力や成績を評価する方法であり、偏差値50が基準となり、自分の偏差値と照らし合わせて実力を測ることができる指標です。
つまり、
・偏差値 > 50 は平均より上
・偏差値 = 50 は平均
・偏差値 < 50 は平均より下
・偏差値 = 50 は平均
・偏差値 < 50 は平均より下
という意味になり、
自分の実力が、同じ模擬試験を受けた他の受験生と比較して、どのレベルなのかを知ることができます。
偏差値の求め方!
ご参考までに、偏差値の求め方について、簡単に説明します。
偏差値は、基本的に、模擬試験の結果に記載されてくるため、基本的に自分で偏差値を求める(計算する)という機会はないと思いますが、
偏差値の求め方は、
▽偏差値の求め方1
偏差値 = 50 +(自分の得点-平均点)÷ 2
または、
▽偏差値の求め方2
偏差値 =(自分の点数-平均点)×10 ÷ 標準偏差 + 50
という2つの方法で求める(計算する)ことができるらしいです。
偏差値の求め方1については、比較的にわかりやすいため、基本的には、誰にでも求められる式だと思いますが、
偏差値の求め方2については、もっと正確に求められますが、標準偏差も求める必要があり、統計学などに精通している必要があります。
もちろん、
僕は、頭が悪いため、説明は割愛させていただきます...
偏差値を使用する利点!
次に、偏差値を使用する利点について説明します。
ここで、
学力や成績を評価する方法として、
「なぜ、偏差値を使用するの?」
と疑問に思う方も多いと思います。
なぜ、偏差値を使用するかというと、
▽偏差値を使用する利点
偏差値は1つの試験だけではなく、他の試験でも相対的に学力や成績を評価することができるという点が一番の利点です。
例えば、
模擬試験Aは、問題が簡単だったため平均点が高く、模擬試験Bは、問題が難しく平均点が低いような場合で、
仮に、自分が模擬試験A、Bの両方で平均点をとった場合は、あくまでも偏差値は50となり、模擬試験A、Bの違う試験や難易度によらず、学力や成績を評価できるということになります。
つまり、
偏差値は、試験の難易度に関係なく、学力や成績を評価できる物差しである。
と言えます。
中学受験における偏差値の注意点!
次に、中学受験における偏差値の注意点について説明します。
中学受験における偏差値は、
「どれも同じでは?」
と思っている方もいると思いますが、
中学受験における偏差値の注意点は、
大きくは、
という2つあります。
偏差値は塾によっても違う!
中学受験における偏差値の注意点の1つ目は、「偏差値は塾によっても違う!」
ということです。
例えば、
などの主要な塾では、
よく、学校別、入試日別の偏差値を公開していますが、SAPIXの偏差値は、他の塾の偏差値よりも全体的に低くなっています。
※よく聞く話ではありますが...
理由は、SAPIX生の学力が高いというか、学力の差の幅が狭く、そもそもの平均値が高いという理由で、他の塾よりも偏差値がどうしても低く出てしまいます。
[ご参考]
模擬試験によっても違う!
中学受験における偏差値の注意点の2つ目は、「模擬試験によっても違う!」
ということです。
中学受験においては、外部の塾生も受けることができる
・合格力判定サピックスオープン(SAPIX)
・合不合判定テスト(四谷大塚)
・合格判定テスト(日能研)
・首都圏模試(首都圏模試センター)
・合不合判定テスト(四谷大塚)
・合格判定テスト(日能研)
・首都圏模試(首都圏模試センター)
といった模擬試験があります。
[ご参考]
これらの模擬試験は、
自塾の受験生だけではなく、外部の塾生も受けるということもあり、
模擬試験を受ける受験生の学力によって、偏差値は、模擬試験によっても変わります。
例えば、
先で説明している塾によって偏差値が違うのと同じように、
SAPIX生が多く受ける合格力判定サピックスオープンの偏差値は、他の模擬試験の偏差値よりも全体的に低くなっています。
逆に、
SAPIX生があまり受けない首都圏模試では、全体的に偏差値は高めになっています。
中学受験における偏差値の活用法!
次に、中学受験における偏差値の活用法について説明します。
偏差値の活用法は色々あると思いますが、
受験する側からしてみれば、
という2つの活用法しかないです。
※当たり前のことですが...
志望校を選ぶ際の基準!
中学受験における偏差値の活用法の1つ目は、「志望校を選ぶ際の基準!」
とする活用法です。
正直、
志望校を選ぶ際の基準で使用する方が一番多いと思います。
※もちろん、うちもそうでした...
例えば、
自分の偏差値と照らし合わせて、
・同じくらいの偏差値の学校(実力相応校)
・少し低い偏差値の学校(安全校)
・少し低い偏差値の学校(安全校)
を選んだりと、特に、併願校を選ぶ際に偏差値は大活躍します。
ちなみに、
念のためお伝えしておくと、
学校そのものに偏差値があると思っている方もいると思いますが、
正確には、
学校に偏差値があるわけではなく、
あくまでも、
その学校を志望している受験生の偏差値が学校の偏差値として現れているだけです。
合格/不合格判定の基準!
中学受験における偏差値の活用法の2つ目は、「合格/不合格判定の基準!」
とする活用法です。
これは、志望校がある程度決まってからとなりますが、
偏差値を、受験を考えている中学校に合格できるか否かの合不合判定の可能性の基準に使用している方も多いと思います。
例えば、
・今の偏差値では合格できない
・合格するには偏差値がいくつ足りない
・合格するには偏差値がいくつ足りない
と判断する際にも、偏差値は大活躍します。
そういう意味では、
先でも述べているように、
その学校の偏差値との比較ではなく、その学校を志望している他の受験生の偏差値と自分の偏差値を比較して合格/不合格の判定をすると言った方が正しいです。
ご参考
ご参考までに、お伝えしておきます。うちの息子の場合は、
模擬試験の度に偏差値が大幅に増減(45~65)しており、偏差値が安定しておらず、
「何が本当の偏差値なのか?」
「本当の実力はどれくらいなのか?」
がわからなくなっていたという経験があります。
[ご参考]
ただし、
先でも述べているように、
うちも、
志望校を選ぶ際の基準、合格/不合格判定の基準として、偏差値は意識していましたが、
他の記事でも述べているように、
第一志望校の偏差値に届かないからといって、諦めることはなかったです。
[ご参考]
いずれにせよ、
偏差値は、他の受験生と比較して自分の実力(学力や成績)を判断する基準にはなりますが、
志望校を諦めるという判断材料にはなりません。
最後に
今回、中学受験における偏差値について、色々と説明しましたが、「偏差値ってすごく気にしますよね!」
※うちもそうでしたが...
逆に、
中学受験において、偏差値を気にしない方はいないと言っても過言ではないです。
※中学受験だけの話ではありませんが...
そして、
世の中には、色んな塾独自の偏差値や、中学受験に関する本に記載されている偏差値、ネットの情報上での偏差値など、
本当に色んな偏差値が出回っており、
・どの偏差値が正しい偏差値なのか?
・どの偏差値を基準に考えればよいのか?
・どの偏差値を基準に考えればよいのか?
が、わからないという方もいると思います。
やはり、
偏差値を参考にする場合は、
数値だけではなく、
「何の偏差値なのか?」
もきちんと理解した上で、参考にすることをおすすめします。