はじめに
中学受験において、塾なしで受験する方も多くおり、塾なし受験を否定することは全くありませんが、通塾しながら受験する方の方が圧倒的に多いのは事実です。
うちも塾ありで受験しており、塾に通わせたことは決して無駄ではなかったと今でも思っています。
そこで、今回は、中学受験における塾の必要性について、僕の考えを色々と述べたいと思います。
中学受験における塾の必要性について!
以下、中学受験における塾の必要性についての僕の考えです。
その前に!
僕は、中学受験において塾は基本的には必要だと考えていますが、塾に通っているからといって、必ず第一志望校に合格できるとは全く思っていません。
第一志望校に合格する人もいれば、不合格の人もいますし、塾に通っているにもかかわらず、全落ちする人もいます。
以前、「中学受験を成功させるには親のサポートが必要!」という記事でも述べていますが、中学受験において塾は、あくまでも補助的な役割と捉えて、親がしっかりと受験生である子供の勉強をみてあげる必要があります。
結局のところ最後は受験生本人であり、受験生の親が全てであるというのが僕の考えです。
ただし、しつこいようですが、塾に通わせたことは決して無駄ではなかったと思っていますし、行かないよりは行った方が良いと思っています。
それを前提に、以下、「二月の勝者」にも出てきたように、うちが課金し続けた塾に対する考え方です。
勉強する場!
受験生とはいえ子供は、自宅で勉強していると、どうしても周りに誘惑されるものがあり、勉強に集中出来ないという受験生も多いと思います。
うちの息子は、まさにその通りで、自宅ではダラダラと勉強していたり、直ぐに他のことに目がいってしまい、集中して勉強することが出来ていませんでした...
その反面、塾には周りに誘惑されるものがないため、勉強に集中できるという利点があります。
また、うちの場合は、自宅では基本的に自分から勉強するということはなかったですが、塾がある日は、塾に連れて行くことで、必然的に勉強せざるを得ないため、「塾に行っている時間=必ず勉強する時間」という方程式が成り立っていました...
いずれにせよ、うちは、塾は自宅以外の環境で「勉強する場!」と捉えていました。
身近なライバル!
これは、受験生である子供だけに限った話ではありませんが、身近なライバルがいるのといないのとでは、勉強に対しての頑張り方や取り組み方が違います。
そういう意味では、塾に通っていないと、第一志望校に合格するというような大きな目標はあっても、どうしても身近なライバルがいないため、張り合いがなくなるということが多々出てきます。
その反面、塾には、小学校の身近なライバルとは違い、同じ中学受験をするという身近なライバルが多数いるため、勉強に対しての頑張り方や取り組み方に張り合いが出てきます。
うちの場合は、同じ塾の教室に身近なライバルはいませんでしたが、塾内の模擬試験などで、よく上位に名前が載る子っているじゃないですか?その子をライバルとしていました...(会ったこともない子でしたが...)
いずれにせよ、中学受験には「身近なライバル!」が必要であり、「身近なライバル」がいるのは塾だと考えています。
受験に向けたペースメーカー!
塾に通わないと、受験までの全体的な流れというかペースを自分で把握、計画していく必要があり、どうしても受験に向けた他の受験生のペースの把握が薄くなりがちになります。
その反面、塾に通うことで、他の受験生は、この時期にこんなことを勉強しているというようなことが把握でき、塾は受験に向けたペースメーカーになります。
うちはよく、「この時期ならこの問題は解けるようになっていないとダメです。」というようなことを、塾からよく言われていましたが、塾に通っていなければ、多分、そういうことが分からなかったと思います。
いずれにせよ、中学受験において塾は「受験に向けたペースメーカー!」であると考えています。
先生への質問!
受験勉強していると、どうしても解らない問題が出てきたり、解説を読んでも解らないことが出てきます。
そのような時に質問する相手がいるのといないのとでは大きく違います。
その反面、塾に通っていることで、解らないことを塾の先生に質問することができます。
大手の有名進学塾では、先生への質問は一人一回一つまでとか、質問に1時間並んだりというようなこともあるようですが、うちの息子が通っていた塾は、そういう制限も無く、場合によっては、塾の先生が個別に時間を取って教えてくれたりしていました。
いずれにせよ、解らないことがある場合は、塾の「先生に質問!」することができます。
先生への相談!
先に述べた先生への質問と同じですが、中学受験において、親としても色んな悩みや相談事が出てきます。
例えば、受験生である子供の成績のこと、受験校のこと、勉強のやり方など...
そのような時に相談する相手がいるのといないのとでは親としても大きく違います。
その反面、塾に通っていることで、悩みや相談事を塾の先生に相談することができます。
いずれにせよ、中学受験に関して何か相談事がある場合は、塾の「先生に相談!」することができます。
最後に
今回、中学受験における塾の必要性について色々と述べましたが、先にも述べているように、一番良くないのは、受験生である子供の勉強を、塾に任せきりにすることです。
そのため、中学受験において塾は主ではなく、副としてうまく利用していく必要があると僕は考えています。