はじめに
中学受験において、本番直前の
「冬休み!」
は、受験生にとっては、休みではありませんが、
「本番受験前にまとまった時間が取れる!」
という、最後のチャンスであり、
「貴重な時間!」
です。
そこで、今回は、本番受験直前である中学受験における冬休みの勉強法について、実際にうちがやっていたことについて、色々と述べたいと思います。
中学受験における冬休みの勉強法!
以下、中学受験における冬休みの勉強法についてです。
その前に!
当たり前のことで恐縮ですが、
本番直前の冬休みなので、
可能な限り、
「実際に受験する学校の対策!」
をすることが何よりも現実的な勉強法です。
もちろん、うちのように、
この時期になっても
「併願校がまだ決まらない!」
という方も多いとは思いますが、
「受験する可能性が高い学校の対策!」
は、やる必要があります。
ということで、
以下、実際に受験する学校の対策に加え、プラスαとして、僕が考える中学受験における冬休みの勉強法で、
大きくは、
・1.ひたすら過去問をやる!
・2.ターゲット(学校)を絞った勉強!
・3.ひたすら暗記ものを覚える!
・4.時事問題対策!
の4つあります。
次から、それぞれについて説明します。
1.ひたすら過去問をやる!
冬休み期間中に一番やるべきことは、
受験する学校の
「過去問!」
を解いて、
「解き方を確実に理解する!」
ということが何よりも重要です。
※もうやっているとは思いますが...
[ご参考]
・中学受験における過去問の解き方!
・中学受験において12月にやるべきこと!
もう少し簡単に言うと、
「ひたすら過去問をやりましょう!」
ということです。
初めて過去問を解いて、
「全然解けない!」
と、不安になる方も多いと思いますが、最初から合格点に達する人はほとんどいないと思います。
[ご参考]
・中学受験でやった過去問の自己採点結果は全て不合格!
やはり、何度も過去問を解いて、解き方を理解し、その学校の問題のクセや問題の特徴というか、出題側の狙いが見えてくるということが重要です。
そのため、
「過去問は受験校のテキスト(教材)!」
と位置付けて受験勉強することはとても有効になります。
ちなみに、
うちは、冬休み期間中は、塾の冬期講習以外のほとんどの勉強時間は、過去問に充てており、過去問を中心に勉強していました。
また、過去問については、
「自力で解いてみて、解らない問題は悩まずに、解答と解説を見る!」
という方法で、悩む時間を理解する時間に充てていました。
[ご参考]
・中学受験における自宅での効率的な勉強法!
2.ターゲット(学校)を絞った勉強!
先ほど、受験する学校の過去問をやりましょう!と述べましたが、
正直、受験を考えている全ての学校の過去問を、短い冬休みの期間中に隅から隅までやるには時間が足りないと思います。
[ご参考]
・中学受験において第一志望校の過去問は何年分解くべきか?
・中学受験において受験校の過去問はどれくらい解くべきか?
もちろん、受験を考えている中学校の数にもよりますが...
そのため、場合によっては、第一志望校はもちろんのこと、確実に受験する学校だけの過去問を集中的に解いて理解するなど、
ある程度は
「ターゲット(学校)を絞った勉強!」
も必要です。
また、時間がない中で、第一志望校だけではなく、受験を迷っている併願校も含めて、あれもこれもと勉強してしまうと、全てが中途半端になってしまい、
「共倒れ!」
になってしまう可能性もあるため、
やはり、ある程度はターゲット(学校)を絞った方がよいです。
[ご参考]
・中学受験における第一志望校と併願校の勉強法の注意点!
3.ひたすら暗記ものを覚える!
冬休みは、先に述べた
「ひたすら過去問を解く!」
に加え、
「暗記ものを覚える!」
という最適な時期でもあります。
もちろん人にもよりますが、もうこの時期になると、応用力の強化も大切ですが、
「暗記ものも無視できません!」
そして、誰にでも、
「後回しにしている暗記もの!」
は、あると思います。
特に、理科、社会に関しては多いと思います。
[ご参考]
・中学受験では暗記科目(理科、社会)は受験直前に強化!
そういう意味では、
やはり、
この冬休み期間中に、
そろそろ、
「ひたすら暗記ものを覚える!」
ということも必要です。
もちろん、うちのように、なぜか本番受験その日まで、グングン応用力が伸びるということもあります。
[ご参考]
・「二月の勝者」の中で一番感動した名言!
ただし、
これは考え方次第ですが、これから応用力がグンと伸びるという保証はどこにもないため、暗記ものをできるだけ多く覚えることにより、他の受験生に差をつけるという作戦や考えもアリだと思います。
4.時事問題対策!
先に述べた暗記ものと同じように、
冬休み期間中は、
「時事問題対策!」
には最適な時期です。
もちろん、
時事問題の範囲も不明確な状態で、
「何を勉強してよいかがわからない?」
という方も多いとは思いますが、
毎年、大手塾から出版される下記のような、時事問題対策のテキストを活用する(可能な限り覚える)ことも一つの手です。
ちなみに、うちの息子は、上記の最初の2つのテキスト(SAPIX、栄光)は、唯一、本番受験のときも試験会場に持って行き、試験開始直前まで見て覚えていました。
※うちの息子が受験した実際の入試では、少ししか出願されなかったらしいですが...
いずれにせよ、時事問題は、色んな入試で最低1問は出題される可能性は高いです。
[ご参考]
・中学受験では社会の時事問題は必ず出題される!
・中学受験に向けた時事問題対策!
冬休みはひたすら受験勉強!
冬休みといえばクリスマス、大晦日、元旦、お正月など、イベント日も多くありますが、
うちは、年末年始の休みは、大晦日、元旦、お正月に関係なく、通常の休日と同じように、
「ひたすら受験勉強!」
をしていました。
[ご参考]
・中学受験における冬休みの過ごし方!
もちろん、本番受験前の最後のまとまった休みということもありますが、
うちは、それ以前に、最後の模擬試験結果が過去最悪の結果だったため、ひたすら受験勉強するしかなかったというのが実態です。
[ご参考]
・中学受験における最後の模試「合不合判定テスト」は過去最悪の結果!
また、年明けに合格祈願に行く方も多いと思いますが、
うちは、受験生であった息子は、当時は、インフルエンザ対策も兼ねて、不要な外出を避けるために、合格祈願には行っていません。
[ご参考]
・中学受験における合格祈願は受験生の親だけで十分!
そういう意味では、今年というか年明けは、コロナ(COVID-19)があるため、合格祈願に行く場合は、慎重になる必要があります。
最後に
冬休みは、色んな塾でも冬期講習や本番直前対策などがあり、受験生も親も本当に時間がない時期です。
そのような中で、自分でも受験勉強する必要があり、かなり大変ですが、冬休みは本当に追い込みの期間です。
冬休みが終わると、直ぐに併願校などの本番受験(1月受験)が始まります。
いずれにせよ、長い中学受験生活の終盤となるため、風邪をひいたり、ウイルス(コロナ、インフルエンザ)にかからないように、
「体調管理をしっかり行う!」
ことが何よりも重要で、体調に注意しながら追い込みをかけましょう!
最後に、今回、中学受験における冬休みの勉強法をご紹介しましたが、色んなことを書いてしまい、混乱させてしまったらごめんなさい...
でも、僕としては、現実的な勉強法だと考えています。