はじめに
中学受験においては、誰にでも
「最後の模擬試験!」
があり、
その結果で受験校を決める方も多いと思います。
うちは、四谷大塚の
「合不合判定テスト」
が最後の模擬試験でしたが、
なんと!
「過去最悪の結果!」
でした。
そこで、今回は、うちが本番受験前最後に受けた「合不合判定テスト」が過去最悪だったことについて、色々と述べたいと思います。
※いつものようにリライト記事です。
中学受験における最後の模試「合不合判定テスト」は過去最悪の結果!
以下、うちの息子が本番受験前最後に受けた「合不合判定テスト」が過去最悪の結果だったことについてです。
その前に!
本番受験前最後の模擬試験結果が思わしくなく、この記事にたどり着いた方がほとんどだと思います。
「ようこそおいでくださいました!」
というのは半分冗談で、
「冷静に!」
読んでいただけたら幸いです。
それはそうとして、
最後の模擬試験結果で実際に
「受験する学校を変えるべきか?」
で、悩んでいる方も多いと思います。
もちろん、最後の模擬試験結果なので、
「そう考えてしまうのは当たり前のこと!」
です。
しかし!
最後にも書いていますが、
うちは、本番受験前最後の模擬試験が、
長い中学受験生活の中で、
「過去最悪の結果!」
でしたが、第一志望校である麻布をはじめ
「最終的には受験校全てに合格!」
しています。
だからといって、最後の模擬試験結果を無視してよいと言っているわけではありません。
その辺を踏まえた上で読んでいただければと思います。
「合不合判定テスト」について!
以前、
・四谷大塚の「合不合判定テスト」で結果が悪かったらどうするか?
という記事でもご紹介していますが、
中学受験において、終盤の公開模擬試験として、四谷大塚が開催している
「合不合判定テスト(第6回)」
が毎年、12月にあります。
「合不合判定テスト」は、毎年、全部で6回開催されていますが、この第6回が最後となります。
1月から本番受験がスタートするということと、
「本番受験前のほぼ最後の公開模擬試験!」
ということもあり、
外部の塾生も含めて、毎年、全国的にかなりの数の受験生が、この公開模擬試験である「合不合判定テスト」を受けています。
最後の模擬試験結果で受験校を決める!
中学受験においては、四谷大塚の「合不合判定テスト」が、大きめの公開模擬試験としては、ほぼ最後ということもあり、
「最後の模擬試験結果で受験校を決める!」
という方も多いです。
というか、
ほとんどの方は、必然的に最後の模擬試験結果で受験校を決めることになると思います。
もちろん、
うちの息子もこの「合不合判定テスト」を受けており、
うちも、もともとは、
「最後の模擬試験結果で受験校を決めよう!」
と考えていました。
うちが「合不合判定テスト」を選んだ理由!
以前、
・中学受験における主要な公開模擬試験の日程をまとめてみました!
という記事でも述べていますが、年内の一番遅い大きめの公開模擬試験は、日能研の「合格力実践テスト」です。
また、
四谷大塚の「合不合判定テスト」と同じ日に、
SAPIXの「合格力判定サピックスオープン」も開催されるため、
最後の模擬試験として、
「どの模擬試験を受けるかは人それぞれ!」
です。
うちが、最後の模擬試験として「合不合判定テスト」を選んだ理由は、単純に、SAPIXというレベルの高い受験生が受けるであろう
「合格力判定サピックスオープン」で、
「最後に撃沈するのは精神的にキツイ!」
と思い、
「合不合判定テスト」は、
「ほどよいレベルの模擬試験!」
ということもあり、「合不合判定テスト」を選んだという感じです。
※それ以前に撃沈してしまいましたが...
最後の模擬試験は過去最悪の結果!
ここから本題です。
※僕がこの記事で伝えたいことです。
長い中学受験生活において集大成ともいえる、本番受験前最後の模擬試験である「合不合判定テスト」を受けた後、
息子は、
「あまりできなかった...」
と言っていました。
それから数日後、
最後の模擬試験結果を見て
「家内はビックリ!」
していました。
なんと!
主要な志望校は全て
「合格可能性20%!」
「受験校を全て見直しせよ!」
という悲惨な結果が出ていました。
これまでも数回、「合不合判定テスト」を受けていますが、本番受験前の最後の「合不合判定テスト」が
「過去最悪な結果!」
でした。
もう一度言いますが、
「過去最悪な結果!」
でした。
しつこいようですが、
長い中学受験生活の中で
「過去最悪!」
な結果でした。(もういいか...)
この結果には、受験生である息子というよりは、家内の方が、
「かなりショック!」
を受けており、
その日、我が家の中は最悪な雰囲気でした。
もちろん、受験生である息子本人も
「本当にヤバイ!」
と思った様子でした...
一方の僕はというと、模擬試験結果にショックというよりも、こういう日に限って早く帰宅してしまった自分を悔やみました...
雰囲気が悪い中に、何で早く帰ってきてしまったんだろうと...
最悪の結果でよかった!
実は、僕は、この最後の「合不合判定テスト」の結果は、
「良い結果が出ない方がよいのでは?」
と、前から考えていました。
真面目に,本当にそう思っていました。
実際は、僕も少しショックでしたが、
「12月はドン底に落ちた方がよい!」
と、本当に思っていました。
その理由は、大きく3つあります。
1.弱点を見つけ出して対策ができる!
最後の模擬試験が最悪の結果でよかった一つ目の理由は、
「弱点を見つけ出して対策ができる!」
という理由です。
このブログでも何度も述べていますが、
模擬試験は、
「弱点を教えてくれる最高のツール!」
だと考えています。
そのため、本番受験前の最後の模擬試験、かつ、最悪の試験結果をもとに、各教科の弱点を見つけ出し、本番受験までに、その弱点の対策をすることができます。
もちろん、
試験結果が12月中旬頃に届いてから、本命の入試日(2月1日)まで、1ヶ月ちょっとしかありませんが、ここは考え方次第で、
「1ヶ月しかない!」
ではなく、
「1ヶ月もある!」
と捉えると、強化すべき点が見えて、意外にも弱点の対策ってできるものです。
ちなみに、
・中学受験における弱点の見つけ方!(自己分析の方法!)
という記事でも述べていますが、過去最悪な結果が出た日は、家内と息子は夜中まで試験結果を分析していました。
2.結果がよいと余裕をかましてしまう!
最後の模擬試験が最悪の結果でよかった二つ目の理由は、
「結果がよいと余裕をかましてしまう!」
という理由です。
僕の息子の場合は、試験結果がよいと、必ずと言っていいほど、余裕をかましてダラダラしてしまいます。
本番受験まで追い込みのこの時期は、もちろん多少、焦りもありますが、
受験生である子供にとっては、
「試験結果が悪い方が緊張感があってよい!」
と考えていました。
3.ドン底に落ちたらあとは上がるだけ!
最後の模擬試験が最悪の結果でよかった三つ目の理由は、
「ドン底に落ちたらあとは上がるだけ!」
という理由です。
受験に限った話ではないですが、誰にでもドン底に落ちることはあります。
特に、僕の息子の場合は、これまでも、よかった模擬試験の次の模擬試験は、極端に悪くなったりと、
「成績の波が激しかった!」
ということもあり、裏を返せば、
「ドン底に落ちたら這い上がるだけ!」
と考えていました。
あとは、本命の入試日までに最高の状態を作り上げることだけを考えるだけです。
※この辺の話は
・中学受験におけるバイオリズムを見抜こう!
の記事をご覧ください。
最悪な結果に家内も納得!
余談ですが、
先で述べている最後の模擬試験結果が最悪な結果でよかった3つの理由、
1.弱点を見つけ出して対策ができる!
2.結果がよいと余裕をかましてしまう!
3.ドン底に落ちたらあとは上がるだけ!
を家内に話したところ、僕にはいつも言いませんが、
珍しく、
「確かに!」
と言っていました。
そういう意味では、中学受験生活の中で、僕が家内から納得してもらった唯一のことです...
最悪の結果のあとは登るだけ!
後日、家内が過去最悪の試験結果を塾の先生にも報告したところ、全くビックリする様子もなく、冷静に、僕と同じようなことを言っていたそうです。
「あとは登るだけだね!」
と...一言...
そのあとは、
・中学受験において「やる気スイッチ」が入るタイミングは?
・中学受験において子供のモチベーション(やる気)を上げるには?
という記事でも述べていますが、
やはり、
「受験生本人が悔しい思いをすること!」
「受験生本人が本当にヤバイ!と思うこと!」
は、
「受験生本人の意識を変えてくれます!」
そして、その後は、受験生である息子はもちろんのこと、家内も本番受験に向けて、かなりの本気モードで受験勉強に取り組んでいました。
最後に
うちは、本番受験前の最後の模擬試験で過去最悪の結果でしたが、こうして、
「本番受験までに弱点を克服!」
そして、何よりも中学受験に対する
「モチベーションを克服!」
することで、
最終的には第一志望校である麻布をはじめ、受験校全て(渋幕、浅野、本郷、栄東)の
「合格を勝ち取ること!」
ができています。
そういう意味では、
よく、巷では、
「逆転合格!」
と言われることがありますが、
まさに、うちは、「逆転合格パターン」だったと考えています。
本番受験前最後の模擬試験の結果が悪かった方!
「まだ、大丈夫ですよ!」
結果は結果として受け止めて、
「本番受験までにどう対策するか!」
「本番受験までにどう克服するか!」
が何よりも重要です!
僕が、この記事で、いやっ、このブログで一番言いたいことはこれだけです。
そして、
「ショックで悩んでいる時間はもうない!」
です。