67,599view
中学受験において過去問を解いても合格最低点に届かないのは当たり前
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
中学受験において、本番受験が近づく秋冬になると、
誰もが本格的に、
「志望校の過去問」
を解き始めます。
そのような中で、
「過去問を解いても合格最低点に届かない」
と悩んでいる方も多いと思います。
そこで、
今回は、中学受験において過去問を解いても合格最低点に届かないことについて、
うちの経験を踏まえて色々と述べます。
[目次]
過去問を解いても合格最低点に届かない
過去問を解くには受験校の決定が必要?
過去問の自己採点結果は全て不合格
・栄東中学校(A日程)
・栄東中学校(東大特待)
・麻布中学校
・早稲田中学校
・本郷中学校
・芝中学校
・浅野中学校
・自己採点結果をまとめると
過去問を解かせてわかったこと
ケアレスミスは集中力が足りない
最後に
過去問を解いても合格最低点に届かない
過去問を解くには受験校の決定が必要?
過去問の自己採点結果は全て不合格
・栄東中学校(A日程)
・栄東中学校(東大特待)
・麻布中学校
・早稲田中学校
・本郷中学校
・芝中学校
・浅野中学校
・自己採点結果をまとめると
過去問を解かせてわかったこと
ケアレスミスは集中力が足りない
最後に
過去問を解いても合格最低点に届かない
本番受験に向けて、受験生である子供に志望校の過去問を解かせてみると、ほとんどの方は、
「過去問を解いても合格最低点に届かない」
とか、
「このままじゃ志望校を見直すしかない」
といった状況になり、
かなり落ち込んだり、悩んだりすると思います。
僕には珍しく、最初に結論をいうと、
過去問を解いて、
「合格最低点に届かないのは当たり前」
です。
ちなみに、
うちも、最初に解いた過去問で、
「合格最低点に届いたことは一度もない」
です。
しかし、
最終的には、麻布、渋幕をはじめとする、
「受験校全てに合格(全勝)」
しています。
[ご参考]
入試日
学校
結果
1月10日
栄東中学校(A日程)
合格
1月12日
栄東中学校(東大特待クラス)
合格
1月22日
渋谷教育学園幕張中学校(一次入試)
合格
2月1日
麻布中学校
合格
2月2日
本郷中学校(第2回)
合格
2月3日
浅野中学校
合格
だからといって、皆さんを安心させる気はあまりないですが、
例外を除いては、(かなり優秀な受験生以外は)
過去問を解いて、
「合格最低点に届いている人は少ない」
と思います。
ということで、
これから、うちの経験を踏まえて、過去問の自己採点結果について述べますが、
最低点に届かなかった過去問をもとに、
「本番受験に向けてどう対策するか?」
が何よりも重要であり、親の役目です。
過去問を解くには受験校の決定が必要?
以前、他の記事でも述べていますが、うちは、志望校がなかなか決まらずに、12月頃からと、かなり遅くから過去問を解き始め、
本格的には年が明けて1月になってから、受験を考えている主要な学校の過去問を解いていました。
[ご参考]
このとき、1月校として受験を考えていたのは、
[1月校]
そして、メインである2月校として受験を考えていたのは、
[2月校]
です。
とにかく、
秋頃から、上記以外の色んな学校の過去問を買いまくり、12月から解き始め、本格的には1月から本番と同様に、解かせていました。
※あくまでも本格的に解き始めたのはという意味です。
そういう意味では、
本番受験直前である12月、1月から過去問を解き始めたというと、
「時期的に遅いのでは?」
と思われる方もいると思いますが、
本番受験直前の方が、本番受験までにやるべきことが明確になると考えています。
※綺麗事をいうと...
というのは半分本心で、半分は(実際は)、
「この時期でも受験校が確定していなかった」
という理由があり、
うちの場合は、本格的に過去問を解き始めたのがかなり遅い時期になってしまったというのが実態です。
中学受験が終わった今となっては、
・遅くから過去問を解き始めてよかった
・もっと早くから過去問を解かせたかった
・もっと早くから過去問を解かせたかった
という2つの思いがあり、とても微妙な感じですが、
本番受験直前から集中的に過去問を解かせたことにより、
「本番までにやるべきことが明確になった」
という意味では結果的にはよかったのかな?と考えています。
なお、
1月校として、
[1月校]
も受験し、合格していますが、
急遽、受験することを決めたため、
過去問は、一度も解かずに受験しています。
[ご参考]
過去問の自己採点結果は全て不合格
ということで、以下、うちの息子が本番受験直前に最初に解いた過去問の結果です。
栄東中学校(A日程)
本番受験の初戦(お試し受験)として考えていた栄東中学校(A日程)の過去問は、「初回にしては意外に解けている」
という感じでしたが、
残念ながら、
「合格最低点まではあと一歩で届かず」
という状況でした。
栄東中学校(東大特待)
1月校のチャレンジ校として考えていた初戦(お試し受験)と同じ栄東中学校(東大特待)の過去問は、予想どおりに、A日程とは違い、
「ムズイ、ムズイ」
を連呼しながら解き、
もちろんのこと、
「合格最低点までは程遠い」
という状況でした。
麻布中学校
第一志望校の麻布中学校は予想どおりに、「合格最低点までには程遠い結果」
でした。
というか、程遠いのレベルを超えており、逆にショックを通り越して気持ちよさが...
ただし、
問題の解き方や考え方については間違っていないということもあり、
「ケアレスミスをなくせばもしかしたら?」
という期待感は若干ありといった状況でした。
※若干ですよ、若干...
そういう意味では、
過去問の結果に惑わされることなく、最後まで第一志望校を貫き通してよかったと考えています。
早稲田中学校
2月3日受験を考えていた早稲田中学校の過去問は、第一志望校の「麻布の過去問よりもひどい結果」
でした。
息子曰く、
麻布とは問題の質が違うらしく、
「まだ麻布の方が解きやすい」
と...
これで、早稲田中学校の受験は見送ることにしました。
ちなみに、
過去問を解いて初めて感じる、このような、学校による特異性って本当に重要だと思います。
本郷中学校
本郷中学校も、2月2日受験を考えていたため、同じように過去問を解かせましたが、こちらもケアレスミスが多く、
「合格最低点には届かず」
という結果でした。
ただし、
麻布、早稲田とは違い、何とかケアレスミスを減らせば、手ごたえはありといった状況でした。
芝中学校
芝中学校も、2月4日受験を考えていたため、同じように過去問を解かせましたが、ギリギリのところで
「合格最低点に届かず」
という結果でした。
ただし、
これまでやった過去問の中では、一番手ごたえがあったという状況でした。
※短期間にこれだけの過去問を解いているので、過去問慣れしてきたという話もありますが...
浅野中学校
浅野中学校は、2月3日受験を考えていたため、同じように過去問を解かせましたが、もちろんのこと、
「合格最低点には届かず」
という結果でした。
息子曰く、問題が難しいというよりは、試験時間に対して問題の量が多いと...
自己採点結果をまとめると
ということで、うちの息子が本番受験前に最初にやった過去問の自己採点結果をまとめると、
全ての学校において、
「合格最低点に届いていない」
つまり、
「不合格」
という結果でした。
本番受験直前の1月時点の結果ですよ...
正直、焦りました...
過去問を解かせてわかったこと
受験生であった息子に色んな学校の過去問を解かせてみて、わかったことが1つだけあります。もちろん、
学校によっては、全く解けずに捨てる問題もありますが、
やはり、
僕の息子の課題は、
「ケアレスミス」
です。
ケアレスミスは、今回に限ったことではありませんが、ずっと息子の課題でした。
「解ける問題を確実に解く」
ということは、
「受験の鉄則」
ですが、
ケアレスミスで得点できる問題を落としてしまうことが、何よりももったいないです。
特に算数は、解き方がわかっており、途中の計算まで合っているにもかかわらず、
ちょっとした計算ミスをしたりと、取れる問題を落としていることが、何よりの課題でした。
[ご参考]
ケアレスミスは集中力が足りない
うちは、最初の過去問は、基本的には本番の試験時間と同じく自宅で解かせたということもありますが、ケアレスミスが多いのは集中力が足りないからだと考えています。
息子が言うには、
問題を全部解こうとすると、
「時間がなくなり焦ってしまう」
ということです。
家内は、息子に、
・解けない問題は考えても解けない
・確実に解ける問題を確実に解くように
・確実に解ける問題を確実に解くように
とアドバイスしていましたが、
僕も全く同じ意見であり、
本番受験に向けては、
・ケアレスミスをしない
・確実に解ける問題を確実に解く
・確実に解ける問題を確実に解く
というスタンスで望むことにしていました。
[ご参考]
最後に
今回、中学受験において過去問を解いても合格最低点に届かないことについて、うちの経験を踏まえて色々と述べましたが、
過去問を解いていくと、
少しずつ、
「本番受験に向けてやるべきこと」
が見えてくると思います。
これをほったらかしにしないで、本番受験までに対策することが何よりも重要です。
いずれにせよ、
過去問を解き始める秋冬の時期に、
例外を除いては、第一志望校や併願校の過去問で合格最低点に届いている方は少ないと思うため、
「焦らずにきちんと理解すること」
に主眼を置くことをオススメします。