はじめに
受験生であれば誰もが本番受験までに、受験する学校の過去問を解くと思います。
やはり、
「受験する学校の過去問を解いて、その学校の問題のクセや解答を理解すること!」
は、重要であり、中学受験においてとても有効であると考えています。
そこで!
今回は、
「中学受験における過去問の解き方!」
について色々と述べたいと思います。
中学受験における過去問の解き方!
以下、僕がおすすめする中学受験における過去問の解き方です。
※もちろんうちの息子も、下記のような解き方で過去問を解いて受験勉強していました。
その前に!
最初に言っておきますが、第一志望校をはじめ併願校も含めて、
「過去問を最初からスラスラと解けるようなことはない!」
です。
逆に、
「解けない問題の方が多いのが当たり前!」
と考えておいた方が無難です。
そのため、過去問が解けないからといって、
「安易に第一志望校や併願校を見直すことは禁物!」
です。
後で述べていますが、過去問は本番受験までの志望校の教科書、テキストと捉えて解き方を理解することが何よりも重要です。
それでは、以下、うちがやっていた中学受験における過去問の解き方です。
過去問は上位校から解こう!
まずは、色んな学校の過去問を解くと思いますが、過去問を解く順番は、
「過去問は上位校から解く!」
ことをおすすめします。
簡単に言うと、偏差値の高い学校の過去問から、徐々に偏差値の低い下位校の過去問を解いていくという順番で解くということを言っています。
ここでいう上位校とは、一番偏差値が高い学校の過去問、つまり、ほとんどの人は第一志望校がそれに当たると思います。
過去問を上位校から解く理由は、最初に難しい問題を解いて理解することによって、下位の学校の過去問を解いていくうちに、だんだん簡単になっていく感覚を身につけて、自信をつけることを目的にしています。
※だんだん難しくなるよりは、最初に難しい問題を解いた方が、色んな意味で後が楽です。
また、
・中学受験において第一志望校の過去問は何年分解くべきか?
という記事でも述べていますが、
第一志望校の過去問については最低でも10年分解くことをおすすめします。
第一志望校の10年分の過去問を解くと、その学校の問題の色んなことが見えてきます。
併願校の過去問については、どれくらい過去問を解く時間を確保できるか?と、どれくらいの数の学校を受験するか?にもよりますが、最低でも5年分は解くことをおすすめします。
しつこいようですが、やはり、
「過去問は解いていると受験する学校の問題のクセや特徴!」
が見えてきます。
※ちなみに、他の記事でも何回か述べていますが、僕の息子が急遽受験することになった「渋幕」については、過去問は持っておらず、全く解いていません...
それ以前に、あまりにも急に受験することになったため、過去問を準備する時間や解く時間が全くありませんでした...
過去問は本番受験と同じ時間で解こう!
次に、
「過去問は本番受験と同じ時間で解く!」
ことをおすすめします。
ちなみに、同じ時間と言っても、試験開始、終了と同じ時間帯という意味ではなく、1科目60分間の試験時間であれば、60分で解くという意味です。(同じ時間帯で解いても良いですが...)
過去問を本番受験と同じ時間で解く理由は、実際の試験時間で、現時点の自分の実力を見るというのは当たり前のことですが、それ以外にも、試験時間に対しての問題量、解答量を見極めて、
「確実に解く問題と捨てる問題を見極める力と感覚を身につける!」
ためです。
詳細は、
・中学受験で試験問題を解くのに時間が足りない!
の記事をご覧ください。
同じ過去問でも何回も解こう!
最後に、
「過去問は何回も解く!」
ことをおすすめします。
過去問は、一度解いて終わりではなく、きちんと理解し、解答を導き出せるようになるまでに何回も解くことをおすすめします。
過去問というと、一度解いて終わりにしてしまいがちですが、そうではありません。
過去問は中学受験における志望校の教科書やテキストと考えて、理解するまで何回も解いて、理解することが何よりも重要です。
※時間がない時期ですが、理解するまでの時間は惜しまないようにしましょう!
うちの場合は、第一志望校の過去問は先の説明のやり方で2回やり、3回目は不安な問題や理解が怪しいを中心にやりました。
また、実際に入学する可能性がある併願校の過去問も最低2回はやっています。
最後に
以前、
・中学受験でやった過去問の自己採点結果は全て不合格!
という記事にも書いていますが、
うちが本格的に過去問を解き始めたのは、12月末から1月と、ほぼ本番受験直前の時期でした。
1月は集中的に過去問を解いて、解答の解説を理解することに、ほとんどの勉強時間を使っていました。
先にも述べたように、
「過去問=志望校のテキスト!」
といった感じです。
そして、最初に解いた志望校の過去問では、全て不合格という結果でした...
今思えば、もう少し早い時期から過去問を解かせれば良かったと思っていますが、逆に、本番受験直前に集中的に過去問を解くことに主眼を置いていたということが良かったような気もしています。