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中学受験において第一志望校の過去問は何年分解く?(10年分解こう)
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
中学受験において、受験生であれば誰もが受験校の過去問を解きます。特に、
第一志望校の過去問については、重点的に解いて理解することが合格への一歩です。
そこで気になるのは、
「第一志望校の過去問は何年分解くべきか?」
ということです。
そこで、
今回は、第一志望校の過去問は何年分解くべきかについて、うちの経験を踏まえて説明します。
※主に、第一志望校について述べますが、併願校についても述べます。
[目次]
第一志望校の過去問は何年分解くべきか?
・第一志望校の過去問は10年分解こう
・10年分の過去問を入手する
・過去問はいつから解き始めるか?
・とにかく過去問を解いてみる
・学校によって問題のクセが見えてくる
・過去問は受験勉強の最後のテキスト
併願校の過去問は何年分解くべきか?
最後に
第一志望校の過去問は何年分解くべきか?
・第一志望校の過去問は10年分解こう
・10年分の過去問を入手する
・過去問はいつから解き始めるか?
・とにかく過去問を解いてみる
・学校によって問題のクセが見えてくる
・過去問は受験勉強の最後のテキスト
併願校の過去問は何年分解くべきか?
最後に
第一志望校の過去問は何年分解くべきか?
以下、中学受験において第一志望校の過去問は何年分解くべきか?についてです。第一志望校の過去問は10年分解こう
よく、第一志望校の過去問は10年分解いた方がよいと言われていますが、僕もそう思います。
うちの息子が受験の時も、第一志望校(麻布)の過去問は、
「10年分」
解きました。(解かせました。)
その理由は、
単純に、過去5年から7年分はみんな解くだろうと思い、+αで10年分という理由です。
※そもそも第一志望校であれば、10年分解く受験生も多いと思いますが...
簡単に10年分と言っていますが、
実際、解くとなると
「過去問を10年分解くには時間がかかる」
そして、
「過去問を10年分解くのはかなりキツイ」
です。(断言します。)
ただし、
過去問を多く解いていくと、その学校の入試問題の色んなことが見えてきます。
ちなみに、
うちは、第一志望校である麻布の過去問を10年分解いて、
併願校も含め受験校全てに合格しています。
[ご参考]
入試日
学校
結果
1月10日
栄東中学校(A日程)
合格
1月12日
栄東中学校(東大特待クラス)
合格
1月22日
渋谷教育学園幕張中学校(一次入試)
合格
2月1日
麻布中学校
合格
2月2日
本郷中学校(第2回)
合格
2月3日
浅野中学校
合格
ということで、
以下、うちがやった具体的な過去問10年分の解き方です。
10年分の過去問を入手する
まずは、第一志望校の10年分の過去問を入手することから始まります。
※もう入手している方も多いと思いますが...
御三家をはじめ、人気がある中学校の場合は、基本的には10年分が収録された過去問が販売されています。
ただし、
市販の過去問の出版社、または、対象の中学校によっては、過去3年から7年分の過去問しかない場合もあります。
まっ、
とにかく、
「第一志望校の過去問は10年分を入手する」
ことから始まります。
もし、
10年分の過去問が売っていない場合は、ネットで過去の過去問を探して入手するという方法もありますが、
それなりの学校であれば、大手の塾にはある場合も多いので、塾から入手して解くという方法もあります。
※過去問に否定的な塾もある模様ですが...
あとは、
運がよければちょっと古い過去問であれば、BOOKOFFなどで売っている可能性もあります。
いずれにせよ、
第一志望校については、10年分の過去問を準備することをおすすめします。
過去問はいつから解き始めるか?
一応、お伝えしておきますが、第一志望校の過去問を10年分入手したとしても、
解き始めるのは、一般的に言われている
「10月頃から解き始める」
ことをおすすめします。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
[ご参考]
とにかく過去問を解いてみる
次に、入手した過去問は、最初はとにかく解いてみます。
そして、
可能な限り、
「1年単位で本番受験と同じ時間で解く」
ことをおすすめします。
[ご参考]
最初は解くのにもかなりの時間がかかりますが、とにかく解いてみることです。
そして、
一度、解き終わった過去問を自己採点し、
・完璧に正解した問題(○)
・たまたま正解した問題(△)
・間違えた問題(×)
・たまたま正解した問題(△)
・間違えた問題(×)
を切り分けて、
たまたま正解した問題(△)、間違えた問題(×)については、解説をきちんと理解します。
この解説を理解することにも、かなりの時間がかかりますが、時間はかけてよいです。
それから、
更にもう一度過去問を解いてみます。
つまり、
「10年分の過去問を最低でも2回」
解きます。
あまりにも解けなかった問題が多い年の過去問については、3回解いてみます。
うちの場合は、過去問は本格的には12月末くらいから解き始めましたが、
中学受験のためのインフルエンザ対策で小学校を休ませていた1月に、集中的に過去問を解かせていました。
というか、
本番受験に向けた受験勉強の最後のテキストは過去問であり、ひたすら過去問を解いて、理解しての繰り返しでした。
ちなみに、
併願校の過去問については、時短のために、解けない問題には時間をかけずに、解答と解説を理解するようにしていました。
[ご参考]
学校によって問題のクセが見えてくる
第一志望校の過去問を最低でも10年分×2回解くことにより、その学校の
・入試問題のクセ
・入試問題の傾向や解き方
・入試問題の問題の特徴
・入試問題の傾向や解き方
・入試問題の問題の特徴
が見えてきます。
また、
・確実に解かなければならない問題
・捨てる問題
・捨てる問題
というのも見えてきます。
[ご参考]
この、解ける問題を確実に解いて、捨てる問題は捨てるという割り切りも中学受験においては、
合不合を決める重要な要素というか、中学受験においては鉄則です。
逆にいうと、
この状態というか、第一志望校の問題のクセや、必ず解く問題、捨てる問題が見えてきたらこっちのものです。
過去問を解くことによって、その問題の傾向や解き方のクセを受験生自らが感じ取れれば、
本番受験まで何をやるべきかや、何を強化するべきかがわかってくるはずです。
あとは、
第一志望校の本番までに、自分の弱いところを強化することです。
過去問は受験勉強の最後のテキスト
うちの息子が最初にやったときの過去問の自己採点では、全て不合格という状況でした。[ご参考]
というか、
最初に過去問を解いて、自己採点で合格点に達する受験生はほとんどいないと思います。
特に第一志望校の場合は...
そのような状況の中でも、
うちは最終的には受験校全ての合格を勝ち取っています。(自慢気にすみません...)
僕が何を言いたいのかというと、先でも述べているように、
「過去問は志望校の唯一のテキスト」
です。
過去問を解いて、たとえ自己採点で合格点に届かなくても、時間をかけて、しっかりと理解することが何よりも重要です。
併願校の過去問は何年分解くべきか?
先で、第一志望校の過去問は何年分解くべきか?について説明していますが、
併願校についても、基本的には過去問を解く流れは同じになります。
ただし、
併願校については、あくまでも併願ということもあり、
「5年分の過去問解く」
そして、
可能であれば、
「5年分の過去問を最低でも2回解く」
ことをおすすめします。
そういう意味では、
志望校
過去問
第一志望校
10年分×2回(最低でも)
併願校
5年分×2回(最低でも)
というのが、
僕がおすすめする志望校に対する過去問の解く年数となります。
[ご参考]
最後に
今回、中学受験において第一志望校の過去問は何年分解くべきか?について、うちの経験を踏まえて色々と説明しましたが、
そもそもですが、
過去問を解く前に、受験校、特に、第一志望校が決まっている必要があります。
うちの場合は、受験校が決まったのが遅かったということもありますが、
先にも述べたように、
本格的には12月末くらいから解き始め、本番受験の数週間前に集中的に解かせました。
また、
併願校の受験勉強についても、最後は過去問が一番よいです。
[ご参考]
ただし、
あくまでも第一志望校を目指すのであれば、第一志望校にターゲットを絞り、重点的に過去問を解いて理解することが重要です。
ということで、
過去問は、
「第一志望校は最低でも10年分×2回」
は解くことをおすすめします。
また、
実際に入学を考える(実際に入学する可能性がある)
「併願校は最低でも5年分×2回」
解くことをおすすめします。