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中学受験において過去問を解く時間がない(解かないで受験する?)
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
中学受験において、「過去問を解く時間がない」
という方は多くいます。
そのような中で、
受験校の過去問を解かずに受験するという方は、基本的にはいないと思います。
しかし、
うちの息子は、
過去問を解かないで
「渋幕」
を受験し合格しています。
そこで、
今回は、中学受験において過去問を解かないで受験することについて、うちの経験を述べます。
[目次]
中学受験において過去問を解く時間がない
過去問を解く時間がない中で本番受験
・うちが渋幕の受験を決めた経緯
・渋幕の過去問すら入手していない
・本番受験日に初めて渋幕に行く
合格する可能性は誰にでもある
最後に
中学受験において過去問を解く時間がない
過去問を解く時間がない中で本番受験
・うちが渋幕の受験を決めた経緯
・渋幕の過去問すら入手していない
・本番受験日に初めて渋幕に行く
合格する可能性は誰にでもある
最後に
中学受験において過去問を解く時間がない
このブログでも何度か述べていますが、「受験する学校の過去問は解いた方がよい」
というのが、僕の基本的な考えです。
※当たり前ですが...
また、
受験勉強の集大成として、
「過去問 = 受験する学校のテキスト」
とも捉えています。
ただ、
本番受験が近づいてくるにつれて、
「過去問を解く時間がない」
という状況になることは、
中学受験ではよくあることです。
特に、
うちのように、受験校が決まるのが遅かった方などは、
本番受験までの時間がない中で、多くの過去問を解くことになるため、
「受験校全ての過去問が終わらない」
といった状況に陥りがちです。
[ご参考]
がっ、
このような状況になることは、しつこいようですが、当たり前であり普通のことです。
過去問を解く時間がない中で本番受験
最初でも述べているように、受験校の
「過去問を解かないで受験ってどういうこと?」
と思われる方も多いと思います。
しかし、
うちの息子は、過去問を解いたことも見たこともない状態で、
首都圏の1月受験では最難関校である
「渋谷教育学園幕張中学校」
を受験し、
なぜか「合格」しています。
そういう意味では、
ちょっと珍しい経験をしたと思っています。
ちなみに、
うちは、中学受験において全勝しています。
▽ご参考
入試日
学校
結果
1月10日
栄東中学校(A日程)
合格
1月12日
栄東中学校(東大特待クラス)
合格
1月22日
渋谷教育学園幕張中学校(一次入試)
合格
2月1日
麻布中学校
合格
2月2日
本郷中学校(第2回)
合格
2月3日
浅野中学校
合格
そのような中で、
うちの息子が受験した学校の中で、唯一、過去問を解かないで受験した学校(渋幕)があるため、今回はその辺の話をしたいと思います。
うちが渋幕の受験を決めた経緯
まずは、うちが渋幕の受験を決めた経緯についてです。
このブログでも何度か述べていますが、
うちは、もともと渋幕を受験することは全く考えていませんでした。
そのような中で、
1月受験として、初戦である栄東(A日程)を受験した日(1月10日)の夜に、
息子が突然、
「渋幕も受けてみたいんだけど?」
と言い出しました。
そして、
家内が息子に、
「渋幕?」
「どうして急に?」
と、理由を聞くと、
どうやら、
最後に行った塾(通常の塾ではなく特別な対策ゼミ)の周りの子(麻布を受験する子)が、
みんな渋幕も受けるみたいだから自分も受けてみたいという理由でした。
もちろん、
家内も僕も渋幕はノーマークというか、
「そもそも眼中にない」
かつ、
「ぶっちゃけ無理でしょ」
と思っていたのと同時に、
出願も締め切っていると思っていました。
そこで、
直ぐにネットで募集要項を見てみると、
「出願締切の2日前で、まだ出願できる」
ということが判明しました。
そういう意味では、
出願締切の2日前の夜に、突然、渋幕を受けたいと息子が言い出したことになります。
※2023年度入試については、出願締切は1月10日ですが、うちの息子が受験したときは1月12日頃まで出願が可能でした...
もちろん、
めずらしく、息子自らが
「受けたいというのであれば受けてみよう」
ということになり、
願書を渋幕のホームページからダウンロード&記入し、翌日、急いで家内が郵便局に行って出願しました。
※渋幕は、今はインターネット出願ですが、うちの息子が受験した年まで、郵送での出願でした。
そのようなことがあり、
うちは、
「一晩のうちに突然、渋幕受験を決めた」
ということになります。
渋幕の過去問すら入手していない
先で述べているように、渋幕を受験することを急に決めたということもありますが、
渋幕に出願した翌日(1月12日)には、栄東(東大特待)の受験もある中で、
渋幕の受験まで10日もないということもあり、渋幕の過去問を買うのは止めました。
その理由は、
▽渋幕の過去問を入手しなかった理由
- あくまでも第一志望校である麻布に主眼を置いていたこと
- 2月に受験する他の学校の過去問も終わっていない状態で渋幕の過去問に時間を取られたくなかったこと
- そもそも、合格することはないと思っていたこと(息子には申し訳ないですが...)
などです。
そういう意味では、
突然決めた、
「渋幕の過去問を解く時間がなかった」
という理由です。
また、
息子も渋幕の過去問を解くつもりもあまりなく、ただ受けてみたいということだったため、
渋幕は、本当に受験しに行くだけということになりました。
本番受験日に初めて渋幕に行く
そのような状況の中で、渋幕の突然の受験は、本当にノーマークだったということもあり、
もちろんですが、
うちは家族全員、渋幕の過去問を解いたことも見たこともないのに加え、
・学校説明会にも行ったことがない
・文化祭にも行ったことがない
・文化祭にも行ったことがない
そういう意味では、
「渋幕に一度も行ったことがない」
という状況の中で、
本番受験日当日に初めて渋幕に行ったということになります。
[ご参考]
合格する可能性は誰にでもある
そんなドタバタの中で、うちの息子は、渋幕を受験し合格することができています。
そういう意味では、
過去問を一度も解かなくても、
「合格する可能性は誰にでもある」
ということが証明されています。
※たまたまだとは思いますが...
ということで、
これから中学受験する方で、うちの渋幕受験のように、過去問も解かずに急に受験するケースは基本的にはないと思いますが、
もし、
うちと同じようなケースがある場合は、
「過去問を解かないで受験することもアリ」
です。
というか、
やはり、
子供が受けたいという学校は、親としては受けさせてあげたいですよね!
ただし、
うちのこの渋幕受験の例は、あくまでも特殊で、
「過去問をきちんと解いてから受験する」
というのが基本(普通)です。
ちなみに、
うちとしては、とりあえず受けてみるという気軽な感じで渋幕の受験を決めたのですが、
受験生であった息子は受験した学校(栄東、渋幕、麻布、本郷、浅野)の中で、意外にも無装備で受験した渋幕の受験が一番緊張したそうです。
最後に
今回、中学受験において過去問を解く時間がない中で、過去問を解かないで受験したうちの経験を色々と述べましたが、僕個人としては、やはり過去問をやって受験に臨むのがごくごく一般的だと思います。
ただ、
うちの渋幕受験のようなケースは特殊として、
過去問を解く時間がないという方の何かの参考になれば幸いです。
いずれにせよ、
この記事で僕が言いたいことは、
受験生である子供の悔いが残らないように、
たとえ、過去問を解く時間がないとしても、
一生に一度きりの中学受験において、
「子供が受けたい学校は受けさせてあげる」
ということは、親としては必要です。
そういう意味では、
中学受験は、本当に最後まで何があるかわかりません。