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「中学受験は算数で決まる」と言われるように重要な科目である理由!

「中学受験は算数で決まる」と言われるように重要な科目である理由!
※本ページにはプロモーションが含まれています

こんにちは!

中学受験ブログ「受験ラッシュ!」の僕です。

ご覧いただきありがとうございます。

今日は、4月20日(土)です。

2月1日の本番受験まで、あと287日です!

プロフィールはこちらより



はじめに

中学受験において、

中学受験は算数で決まる!

と、よく言われているように、

算数は重要な科目!

であり、

今となっては、

算数1科目でも中学受験できる時代!

です。

そのような中で、算数を苦手とする受験生も多くいます。

そこで!

今回は、中学受験は算数で決まると言われるように、重要な科目である理由について説明します。


中学受験は算数で決まると言われる理由!

まずは、

中学受験は算数で決まる!

と言われる理由についてです。

中学受験は算数で決まると言われる理由は、他の科目(国語、理科、社会)とは違い、算数は、応用力により問題が解ける解けないで点差が開きやすい科目であるという理由です。

また、

もう一つの理由は、中学受験においては、有名な「中学受験は親が9割」の著者である西村則康氏の著書に「中学受験は算数で決まる!」という本があるという理由もあります。

image
[ご参考]

同じように、

最難関校とも言われる「灘中」の合格者数が日本一である浜学園の学園長も、著書の中で、算数の重要性を述べています。

[ご参考]

というか、算数は重要じゃない!って言う人いないか...

いずれにせよ、

言っていることは同じで、中学受験において算数は重要であるということです。

ちなみに、念のためお伝えしておきますが、僕がこの記事で伝えたいことは、本の内容ではありませんので...


中学受験において算数が重要な理由!

以下、僕が考える中学受験において算数が重要な理由となり、

大きくは、


という2つの理由があります。

ということで、

それぞの理由について、詳しく説明します。


算数は他の科目よりも配点が高い!

中学受験において算数が重要な1つ目の理由は、

算数は他の科目よりも配点が高い!

という理由です。

中学受験において、算数と国語は、理科、社会よりも入試での配点が高い学校が多くあります。

実際、うちの息子が受験し合格した学校の配点を見てみると、

[配点(満点)]
受験校
国語
算数
理科
社会
麻布
60点
60点
40点
40点
渋幕
100点
100点
75点
75点
浅野
120点
120点
80点
80点
本郷
100点
100点
75点
75点
栄東(A日程)
100点
100点
50点
50点
栄東(東大特待)
150点
150点
75点
75点

となっており、受験した学校全てが算数と国語の配点が高い学校となっています。

[ご参考]


算数は点差が開きやすい!

中学受験において算数が重要な2つ目の理由は、

算数は点差が開きやすい!

という理由です。

なぜ、算数は点差が開きやすいのかというと、

算数は、(数学も同じ!)

解答を導き出すための

バリエーションが無限大にある!

のと同時に、

対策にも時間がかる!

つまり、

今日明日で何とかなる科目ではない!

という理由です。

例えば、

麻布中の算数の過去問を数年分見ただけでも、

※以下、順不同で記載します。

・四則計算
・分配算
・つるかめ算
・数の性質
・平面図形
・平面図形(長さ)
・平面図形(面積)
・平面図形(面積比)
・体積
・数直線
・速さと比
・規則性
・場合の数
・約束記号
・濃度
・立体の切断
・表面積
・旅人算
・速さ
・周期算
・時計算
・約数
・通過算
・数列
・etc

といった入試問題が出題されており、

それぞれ単独の計算方法や公式だけではなく、

上記の複数の計算方法や公式を

組み合わせないと解けない問題!

もあり、

これが、算数でよくいわれる、

難問、奇問

となり、

問題を解くためには、

どの計算方法や公式を組み合わせて解くか?

といった、

ひらめきが必要になる!

ということも多々あります。

また、

算数は、

受験する学校によって、

傾向と対策がかなり必要な科目である!

ともいえます。


算数の問題は大きくは2つに大別される!

中学受験における算数の問題は、僕としては、

大きくは、


の2つに大別されると考えています。

「思考力を問う問題?」「計算力を問う問題?」という方のために、

簡単に説明します。


「思考力」を問う問題!

「思考力」を問う問題は、

どの計算方法や公式を使って解くのかを考えさせる問題で、複数の計算方法や公式を組み合わせて解かなければならないような問題です。

※先で説明している難問、奇問に多いのがこの思考力を問う問題。


「計算力」を問う問題!

「計算力」を問う問題は、

どの計算方法や公式を使って解くのかはある程度決まっており、与えられた計算を解く問題で、計算の正確さとスピードを問うような問題です。

※先で説明している単独の計算方法や公式で解く問題。


受験する学校により対策が違う!

僕が言いたいことはここからです。

中学受験の算数は、しつこいようですが、

・「思考力」を問う問題
・「計算力」を問う問題

があります。

両方とも模擬試験をはじめ、実際の入試問題でも必ず出題されますが、

学校によって、ある程度、

・「思考力」に重点を置いている学校!
・「計算力」に重点を置いている学校!

の二つの傾向に大別されます。

そして、

多くの受験生は、

両方とも受験勉強する必要がある!

ということになりますが、

本番受験が近づいてくるにつれて、

第一志望校が、

「思考力」に重点を置いている学校の場合は、「思考力」を問う問題の演習が中心!

逆に、

「計算力」に重点を置いている学校の場合は、「計算力」を問う問題の演習が中心!

の受験勉強になってきます。

しかし、

気がつくと、

「思考力」の問題ばかり解いていると、「計算力」の問題に弱くなる!

逆に、

「計算力」の問題ばかり解いていると、「思考力」の問題に弱くなる!

という状態に陥ってしまう方もいます。


うちは計算力の問題が弱くなっていた!

うちが、まさにそうであり、

ご存じかもしれませんが、

麻布中の算数の問題は、ほぼ思考力!

ということもあり、

うちは、本番受験が近づくにつれて、

受験勉強は、もちろん、

過去問を中心に思考力を問う問題の演習!

をしていました。

その結果、いつの間にか、

計算力を問う問題が弱くなっていた!

という経験があります。

以前、他の記事でも述べていますが、

うちの息子が受験した学校を、息子が感じた難易度順(難しかった順)に並べると、

・浅野中学校
・栄東中学校(A日程)
・本郷中学校
・栄東中学校(東大特待)
・麻布中学校
・渋谷教育学園幕張中学校

となっており、浅野中以外は、一般的な学校の偏差値の高い順とは、ほとんど逆の並びになっています。

※渋幕が一番簡単だったと感じたというと、どういうこと?っていわれそうですが...

[ご参考]

特に、息子が一番難しかったと感じた浅野中の算数の問題は、計算力中心の問題が多く出題されており、受験校の中では一番手こずっています。

というか、

息子本人は、当時、マジで落ちると言っていました...(何とか合格はできましたが...)


算数を勉強する比率も重要!

先でも述べているように、中学受験における算数は、

学校によって

・「思考力」に重点を置いている学校!
・「計算力」に重点を置いている学校!

の二つに大別されるため、

志望校により算数を勉強する比率も重要!

になってきます。

例えば、

うちのように、麻布中をはじめ、最難関校や難関校を第一志望校としている場合は、

自然と、

思考力にウェイトを置いた受験勉強!

になってくると思います。

ただ、

併願校も考慮すると、思考力に重点を置いている学校ばかりではないため、

このウェイトの置き方は非常に難しい!

です。

いずれにせよ、

最難関校や難関校対策をメインで受験勉強していると、

「思考力」を問う問題よりも「計算力」を問う問題の方が難しく感じる!

ということは、受験生には多々あります。


ご参考!

ご参考までに述べておきます。

算数が重要科目であることは、中学受験だけではなく、大学受験においても同じです。

現に、東大指導専門塾である「鉄緑会」の中学での受講科目は、

・数学
・英語

の2科目しかなく、中学から早めに数学をやっておかないと東大受験レベルには達しないという考えで、数学は鉄緑会でも最重要視している科目でもあります。

やはり、

先でも述べているように、数学(算数)は、習得するためには時間がかかる科目であるため、今日明日で何とかなる科目ではありません。


余談!

この記事を書くきっかけとなったのは、

先日、うちの息子が、

麻布の算数の入試問題!解けないんだけど!

と、突然、言い出しました。

どうやら、コロナで休校になっている間に、僕の部屋に置いてあった麻布中の過去問を見つけ、時間があった(簡単にいうと暇だった)ため、解いてみたらしいです。

そうしたら、

全く解けない!という事態に!

そして、

本人も、まさか自分が合格した中学校の入試問題が解けないとは、ビックリの様子でした...

僕から言わせれば、

麻布生が麻布中の過去問解けない?

それも、

麻布の高校生が中学受験の過去問解けない?

どういうこと?

ってなるわけですよ。

そして、結局、

最終的には自力で解けていない!

らしいです...

やはり、

中学受験が終わってから、思考力を問うような問題を解く機会があまりないということもありますが...

いずれにせよ、うちは、そろそろ、思考力を対策していかないと、大学受験がヤバいかもです。


最後に

今回、中学受験における算数の重要性について、色々と述べましたが、

色んな学校の過去問を解いてみると、何となく、

入試問題の質が

・合うか?
・合わないか?

がわかってくると思います。

例えば、

うちは、早稲田中の受験も考えていたということもあり、息子に早稲田中の過去問を解かせてみたこともありますが、麻布中とは問題の質が全く違うらしく、息子は、早稲田中よりも麻布中の方が問題として合うと言っていました。

[ご参考]

この入試問題が、合う?合わない?は、

まさに、算数でいうところの

・「思考力」に重点を置いているか?
・「計算力」に重点を置いているか?

なのかもしれません。

それはそうとして、

難しい問題を解く中学受験生はすごい!

と感じる今日この頃です。

そして、

本番受験までの残りの時間を大切にお過ごしください!

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