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中学受験における模擬試験結果の見方、解き直しのポイント!
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
中学受験においては、本番受験に向けて、頻繁に模擬試験を受けることになります。
そのような中で、
模擬試験を受けた後、
「結果しか見ない!」
という方も多いと思います。
しかし、
「模擬試験は結果に応じた解き直しが重要!」
です。
そこで!
今回は、中学受験における模擬試験結果の見方、解き直しのポイントについて、色々と述べたいと思います。
[目次]
模擬試験に対する考え方!
・模擬試験は受けることが目的ではない!
・模擬試験は最高のツール!
模擬試験結果の見方!
・1.他の受験生の正解率が高く自分も正解
・2.他の受験生の正解率が高く自分は不正確
・3.他の受験生の正解率が低く自分も不正確
・4.他の受験生の正解率が低く自分は正解
模擬試験結果は全て見る必要がある!
模擬試験の解き直しのポイント!
模擬試験結果を最大限に利用する!
最後に
模擬試験に対する考え方!
・模擬試験は受けることが目的ではない!
・模擬試験は最高のツール!
模擬試験結果の見方!
・1.他の受験生の正解率が高く自分も正解
・2.他の受験生の正解率が高く自分は不正確
・3.他の受験生の正解率が低く自分も不正確
・4.他の受験生の正解率が低く自分は正解
模擬試験結果は全て見る必要がある!
模擬試験の解き直しのポイント!
模擬試験結果を最大限に利用する!
最後に
模擬試験に対する考え方!
中学受験における模擬試験結果の見方、解き直しのポイントを説明する前に、模擬試験に対する考え方について述べます。模擬試験は受けることが目的ではない!
最初でも述べていますが、中学受験においては、本番受験の年になると、多くの模擬試験を受けることになります。特に、秋から冬にかけて、色んな塾で多くの模擬試験が開催され、本番受験を控えた受験生は、中学受験生活において、一番多くの模擬試験を受ける時期になります。
[ご参考]
そして、模擬試験というと、
・模擬試験を受ける
↓
・結果が返ってくる
↓
・結果を見てショックを受ける
↓
・次の模擬試験に期待を寄せる
↓
・結果が返ってくる
↓
・結果を見てショックを受ける
↓
・次の模擬試験に期待を寄せる
の繰り返しになり、
「模擬試験を受けることが目的!」
になりがちです。
しかし、
模擬試験は、結果をきちんと受験生の親が見てあげて、自己分析し、弱点を見つけ出し、対策を講じること!
が何よりも重要になってきます。
模擬試験は最高のツール!
このブログでも何度か述べていますが、中学受験において、模擬試験は最高のツールだと僕は考えています。その理由は単純で、
模擬試験の結果は、自分の結果と他の受験生の結果を比較して、
・あなたはこの問題が間違っていますよ!
・あなたはここが弱いですよ!
・あなたはここが弱いですよ!
と明確に教えてくれます。
やはり、模擬試験は、
「他の受験生と比較して自分の結果が見れる!」
という点においては、最高のツールだと僕は考えています。
模擬試験結果の見方!
前振りが長くなってしまいましたが、ここから本題です。
模擬試験の結果は、受験生である子供ではなく、
「受験生の親が主体で見てあげる!」
必要があります。
[ご参考]
もちろん、受験生である子供と一緒に見る必要があります。
そして、
模擬試験の結果を見る観点としては、他の受験生の正解率と自分の子供の正解率を比較して、大きくは、
観点
他の受験生
自分の子供
1
正解率が高い問題
正解
2
正解率が高い問題
不正解
3
正解率が低い問題
不正解
4
正解率が低い問題
正解
という4つの観点があります。
ということで、
それぞれの観点について説明します。
1.他の受験生の正解率が高く自分も正解
模擬試験結果の見方の1つ目の観点は、「他の受験生の正解率が高く自分も正解!」
という問題です。
模擬試験で正解率が高い問題は、基本問題、おまけ問題などがこれに該当しますが、
・確実に解ける問題を確実に解いているか?
・ケアレスミスなどで落としていないか?
・ケアレスミスなどで落としていないか?
という観点で見直すことが重要です。
他の受験生と同じように、
自分の子供も
「正解しているから見直さなくてもいいや!」
と見逃しがちですが、
確実に解ける問題、正解すべき問題を1問でも落としている場合は大問題!
と捉えた方がよいです。
本番受験では、この1問、1点の差に学校によっては、何百人という受験生がいます。
2.他の受験生の正解率が高く自分は不正確
模擬試験結果の見方の2つ目の観点は、「他の受験生の正解率が高く自分は不正確!」
という問題です。
先と同様に、模擬試験で正解率が高い問題は、基本問題、おまけ問題などがこれに該当しますが、
他の受験生が解けている問題を、自分の子供が正解できていないことは、基本、基礎ができていないか、または、本来は解ける問題をケアレスミスなどで落としているかのいずれかです。
[ご参考]
そのため、
なぜ解けなかったのかを
「真剣に分析して対策をする!」
必要があります。
このブログでも何度か述べていますが、
確実に解ける問題を確実に解くことが、受験の鉄則であり、合格への第一歩!
です。
3.他の受験生の正解率が低く自分も不正確
模擬試験結果の見方の3つ目の観点は、「他の受験生の正解率が低く自分も不正確!」
という問題です。
先の正解率が高く、自分の子供も正解とは全く逆で、全体的に正解率が低い問題は、応用問題や全く知識がない問題などが該当します。
このような問題は、自分の子供も、
「他の受験生も不正解ならいいや!」
と思うかもしれませんが、全く歯が立たないような問題はとりあえず置いておいて、
実は、
もう少しで解けたかもしれないような問題には着目すべき!
であり、きちんと、
「解き方の解説を理解し次につなげること!」
が重要です。
また、
本番受験では、このような問題で、
「他の受験生に差をつける!」
ことで、優位に立つことができます。
4.他の受験生の正解率が低く自分は正解
模擬試験結果の見方の4つ目の観点は、「他の受験生の正解率が低く自分は正解!」
という問題です。
先と同様に、全体的に正解率が低い問題は、応用問題や全く知識がない問題などが該当します。
そのような正解率が低い問題で、自分の子供が正解していることは、非常によいことです。
ただし、言葉は悪いかもしれませんが、
「例え正解していたとしても疑って見ること!」
も重要です。
何を言っているかというと、
たまたま正解しただけで、実は理解して正解したわけではない!
ということが多々あります。
そのため、本当に理解して正解しているのか否かを見る必要があり、本当に理解しているのであれば、問題ないです。
模擬試験結果は全て見る必要がある!
先で、模擬試験結果の見方を述べましたが、結局のところ、
模擬試験の結果は、
「全部見る必要があるじゃん!」
と思われた方がほとんどだと思います。
そうなんです。
・模擬試験の結果は全部見る!
・全部見てあげる必要がある!
・全部見てあげる必要がある!
というのが、僕の考えでもあり、うちも模擬試験の結果が返ってくる度にやっていたことです。
※僕ではなく家内ですが...
もっというと、
「すみずみまで見てあげる!」
ということが必要です。
模擬試験の解き直しのポイント!
先で、模擬試験結果の見方について説明しましたが、次に、模擬試験結果を踏まえた解き直しについて述べます。正直、模擬試験の解き直しは、
「絶対にやった方がよい!」
です。(当たり前ですが...)
もちろん、全科目、全問、解き直しをすることは理想ですが、時間的な制約もあるため、最低でも的を絞った解き直しは必要です。
その際のポイントは、やはり、先で述べている4つの観点の中から、受験生の親として模擬試験結果を分析した中から、
・自分の子供が不得意とする分野や問題
・必ず正解して欲しいけど不正解だった問題
・もう少しで解けたかもしれない問題
・必ず正解して欲しいけど不正解だった問題
・もう少しで解けたかもしれない問題
は、最低でも解き直しをすることが重要です。
模擬試験結果を最大限に利用する!
余談となり恐縮ですが、御三家をはじめとする超難関校、難関校の合格を勝ち取っている親は、模擬試験の結果に嘆くことなく、最大限に利用しています。
※実際は、少しは嘆くとは思いますが...
また、「中学受験は親が9割」の著者で、塾ソムリエでもある西村則康氏も、全く同じようなことを言っています。
そのため、模擬試験の結果で、自分の子供の立ち位置を確認するだけではなく、結果を受けて、次にどうすべきかを考えることが、中学受験における親の役割です。
最後に
今回、中学受験における模擬試験結果の見方、解き直しのポイントについて色々と述べましたが、模擬試験の結果は、真摯に受け止め、きちんと自己分析し、本番受験に向けて対策を講じることが何よりも重要です。
※しつこいようですが...
[ご参考]
また、
これは、模擬試験だけではなく、
2月受験に向けて、1月受験でできなかった問題を見直すなど、本番受験期間中にも言えること!
です。
[ご参考]
いずれにせよ、
「模擬試験のPDCAを繰り返すこと!」
で、合格を勝ち取っていただければと思います。