はじめに
皆さんは、
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」
という模擬試験をご存知でしょうか?
その名の通り、
「ベネッセと鉄緑会が実施する東大受験に向けた模擬試験!」
ということはわかりますが、
「意外にもベールに包まれた模擬試験!」
です。
というか、僕は知りませんでした...
そこで、今回は、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」について、色々と述べたいと思います。
※中学受験には関係が無い内容ですが、近い将来に向けて、興味がある方は是非ご覧ください!
※ちなみに、よく「鉄力会」と検索される方がいますが、正しくは「鉄緑会」です。
※2021年1月に実施される内容が明らかになったため、一部、リライト(最新化)しています。
また、うちの息子が実際に受けたことを踏まえて追記もしています!
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」とは?
以下、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」についてです。
その前に!
昨年(6月9日)、うちの息子が通っている「鉄緑会」の保護者会があり、いつものように僕が参加したのですが、保護者会(説明会)の最後の方で、
「1月に中3を対象としたベネッセと鉄緑会が協力して実施する「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」があるため、是非、受けてください!」
との説明がありました。
保護者会で配られた分厚い資料にも確かに書いてありましたが、
僕としては、正直、
「中3から東大模試?」
「何ですと?」
という感じでした。
いずれにせよ、この鉄緑会の保護者会のときに、初めて「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」という模擬試験のことを知りました。
ちなみに、鉄緑会の東大合格実績については、
・「鉄緑会」の東大合格実績について!
をご覧ください!
「ベネッセ」と「鉄緑会」の関係!
既にご存知の方も多いとは思いますが、念のため「ベネッセ」と「鉄緑会」の関係について補足しておきます。
うちの息子がお世話になった「しまじろう(こどもちゃれんじ)」や、僕も小学生のときにお世話になった「進研ゼミ」でおなじみの「ベネッセ」ですが、東大受験専門塾である「鉄緑会」を2007年に買収(株式8割取得)し、
「鉄緑会はベネッセの傘下!」
に入りました。
それから、今日に至っているという感じです。
ただ、「鉄緑会」に息子を通わせていても、あまり「ベネッセ」との関係が表に出てくることは、ほとんどないです。
あえて言うとすれば、「鉄緑会」の授業を休んだ時などに、後日、WEB授業を受けることが出来るのですが、その申し込み窓口やWEB授業のシステムは全て「ベネッセ」だったり、「Benesse鉄緑会個別指導センター」というところが、鉄緑生への個別指導、フォローをしているということを聞くと、
「そういえば、鉄緑会ってベネッセだったね!」
と思い出すくらいです。
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」とは?
前振りが長くなりましたが、
以下、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」についてです。
ちなみに、
2021年に実施される「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」は、
コロナの影響で、2020年までに実施されていた内容から一部変更になっています。
[試験日]
・2021年1月10日(日)~ 1月17日(日)
これまでは、毎年、成人の日の3連休の日曜日に実施されることが多く、うちの息子が受けた2020年も1月12日(日)に実施されましたが、2021年は、上記のとおり、約1週間(8日間)の実施期間に変更になっています。
[対象]
・中高一貫校の中学3年生
対象は2020年実施と同じとなり、変更はありません。
[試験科目/配点]
試験科目
配点
国語(現代文のみの出題)
80点
英語(リスニングを含む)
120点
数学
120点
合計
320点
鉄緑会では、中学生は英語と数学の講義しかないですが、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」では、国語(現代文のみの出題)もあります。
国語は漢文や古文も少し出題されるような噂もありましたが、現代文のみの出題です。
試験科目/配点も2020年実施と同じとなり、変更はありません。
[試験範囲]
2021年も変わらないと思いますが、昨年、うちの息子が受けたときの試験範囲は、以下のとおりです。
試験科目
試験範囲
国語
現代文のみ
英語
中学英文法全範囲+高校英文法全般
数学
中学数学全範囲+高校数学I・Aまで
中学3年生を対象にした模擬試験なので、中学全てが対象になのは当然ですが、試験範囲は高校の一部までが範囲となります。(全範囲と全般の違いがちょっと不明ですが...)
[試験内容/時間割]
内容
時間
注意事項説明
10:00 ~ 10:10(10分)
国語
10:10 ~ 11:30(80分)
英語
11:50 ~ 13:20(90分)
休憩
13:20 ~ 14:05(45分)
学習力リサーチ
14:05 ~ 14:25(20分)
数学
14:45 ~ 16:45(120分)
ぶっちゃけ、結構、長丁場の模擬試験となっています。
特に、数学は、120分(2時間)と試験時間がかなりあります。(受けている人にとってはあっという間の時間だと思いますが...)
試験内容/時間割も2020年実施と同じとなり、変更はありません。
[試験会場]
2020年実施までは、
鉄緑会に在籍の生徒(鉄緑生)は、鉄緑会教室での受験、
そして、
鉄緑会の公開模試ということもあり、鉄緑生以外の外部生は、
・東京会場
・横浜会場
・名古屋会場
・大阪会場
・広島会場
・松山会場
・福岡会場
・横浜会場
・名古屋会場
・大阪会場
・広島会場
・松山会場
・福岡会場
の全国の会場で模試を受けることができていましたが、
2021年は、コロナの影響で、
・自宅受験
に変更になっています。
※試験日が約1週間(8日間)に変更になったのと同じく、2021年実施で一番の変更点です。
[受験料]
・鉄緑生は無料
・学校取りまとめの外部生は4,000円(税込)
・個人申し込みの外部生は5,000円(税込)
・学校取りまとめの外部生は4,000円(税込)
・個人申し込みの外部生は5,000円(税込)
となっています。
受験料も2020年実施と同じとなり、変更はありません。
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の難易度は?
ネットで色々と見てみると、やはり、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の難易度としては、かなり難しい試験の模様です。
というか、
・鉄緑会の入塾テストに合格しました!
という記事でも述べているように、うちは何とか鉄緑会の入塾テストに合格することが出来ていますが、そもそも、鉄緑会の入塾テストそのものが難しいため、
「鉄緑会が実施する模試が簡単なわけがない!」
です。
やはり、入塾テストにせよ、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」にせよ、
「鉄緑会の難しさは、試験範囲が広い!」
というところにあると僕は考えています。
上手く言えませんが、例えば数学であれば、普通は高校で習う数学I・Aまでが、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の範囲になってきます。
こういうことを考えると、鉄緑会の方もおっしゃっていましたが、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の結果を見てみると、上位のほとんどは、鉄緑会の生徒が占めているというのも納得してしまいます。
いずれにせよ、簡単な模試ではありません、
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の判定結果!
うちの息子が受けたことを踏まえて、今回、追記したのは、この部分です。
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の試験結果(成績票)は、試験を受けてから1ヵ月後くらいに、自宅に郵送で届きます。(届きました。)
うちは、試験を受けたことを忘れかけていた2月の中旬過ぎに届きました。
そして、
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」の判定結果としては、模試ではよくある全体、科目別の偏差値、順位などの基本的な結果はもちろんのこと、
総合診断として、
[総合診断結果]
A:東大上位合格圏
→過去のデータでは、この成績が確保できていた人の多くは、東大にトップクラスで合格しています。
B:東大合格圏
→過去のデータでは、この成績が確保できていた人の多くは、東大に合格しています。
C:東大可能圏
→過去のデータでは、東大合格は十分可能な成績ですが、確実とまでは言えません。
D:東大挑戦圏
→東大合格の可能性は現時点では高いとは言えませんが、この水準から学力を伸ばして合格した人もいます。
→過去のデータでは、この成績が確保できていた人の多くは、東大にトップクラスで合格しています。
B:東大合格圏
→過去のデータでは、この成績が確保できていた人の多くは、東大に合格しています。
C:東大可能圏
→過去のデータでは、東大合格は十分可能な成績ですが、確実とまでは言えません。
D:東大挑戦圏
→東大合格の可能性は現時点では高いとは言えませんが、この水準から学力を伸ばして合格した人もいます。
といった診断結果が出てきます。
ちなみに、総合診断は、学部に関係なく、あくまでも東大に合格できる可能性としての診断結果となっています。
※まっ、A判定は理三レベルでしょうけど...
東大を目指す中高一貫校の方にはおすすめします!
「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」は、鉄緑生だけではなく、鉄緑生以外の外部生も試験を受けることが出来ます。(公開模試です)
そのため、東大をはじめとする超難関大学を目指す中高一貫校の中学3年生の方には、めったにないチャンスのため、模試を受けることをおすすめします。
そういう意味では、
・中学受験における最後の模試「合不合判定テスト」は過去最悪の結果!
という記事でも述べているように、うちは、中学受験の時に最後に受けた模擬試験が「四谷大塚の合不合判定テスト」のため、このような模擬試験を受けるのは、実に約3年振りでした。
※鉄緑会の校内模試は受けていますが...
やはり、中学受験の時は、あれほどまでに模擬試験を受けていたのに、中高一貫校に入学してからは、このような模擬試験を受ける機会が全くない中で、
「中3という一番、中だるみしやすい時期!」
に、模擬試験を受けることは、とても有意義だと僕は考えています。
というか、この時期に「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」を受けて、撃沈するという経験をすることが大切なのかなと考えています。(うちの場合は...)
もし、機会がありましたら、皆さんも是非、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」を受けましょう!
※主要な中高一貫校では、学校から模試の案内が配られ、取りまとめをする模様です。
最後に
今回、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」について、色々と述べましたが、ついこの間、中学受験が終わったと思っていたら、もう大学受験に向けた模試とは、本当に時間が経つのは早いものです。
特に、中高一貫校の場合は、高校受験が無いため、大学受験なんてまだまだ先の話と思っていましたが...
いずれにせよ、「ベネッセ 鉄緑会 東大模試」を受けて、
まずは、
「中3時点での立ち位置を確認すること!」
は、とても有効かつ有意義であると考えます。