はじめに
中学受験において、毎年、新たな学校の開校、男女共学化、新たな入試の新設など、様々な変更点があります。
そこで、今回は、2019年度の中学受験における変更点についてまとめてみました!
ということで、首都圏の学校を中心に、2019年度の中学受験における変更点を色々と述べたいと思います。
※2021年度の中学受験における変更点については、「2021年度の中学受験における変更点について!」の記事をご覧ください。
2019年度の中学受験における変更点について!
では早速、2019年度中学受験の変更点を述べますが、最近多いのは、新たな入試の新設、男女共学化、高校が学校名を変えて中高一貫校になるといった変更です。
それでは、ご紹介したいと思います!
「東京都」の中学受験の変更点!
以下、2019年度中学受験における東京都の学校の変更点です。
●私立中学校全体
これまで、東京の各私立中学校への出願開始期日は1月20日以降でしたが、平成31年度入試(2019年度入試)から、1月10日以降に変更になります。
●開成中学校
2019年度受験から、出願方法がインターネット出願に変更になります。
●麻布中学校
2019年度受験から、出願方法がインターネット出願に変更になります。
●ドルトン東京学園中等部(新校名)
「ドルトン東京学園中等部・高等部とは?」という記事でも述べていますが、東京学園高等学校が、現在の高等学校の募集を2016年から一旦停止して、2019年4月から、中学校を新設し、男女共学の中高一貫校となります。
●晃華学園中学校
晃華学園中学校に、「2月1日午後入試 (募集人員:約30名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日入試の募集人員が約70名から約50名へ、2月3日入試の募集人員が約40名から約30名へ変更されます。
●攻玉社中学校
攻玉社中学校では、これまで2月5日に実施していた特別選抜入学試験の国語1科目による入試(募集人員:10名)が廃止されます。
これに伴い、2月2日の第2回入学試験の募集人員が70名から80名に変更されます。
なお、2月5日に実施している算数1科目による選抜試験(募集人員:20名)に変更はありません。
●巣鴨中学校
巣鴨中学校に、「2月1日午後入試 算数選抜入試(募集人員:20名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日1期入試の募集人員が100名から80名へ変更されます。
※巣鴨中学校は2018年度入試から3期入試を新設し、2019年度も2月1日午後入試を新設し、2年連続で入試を変更しています。
●香蘭女学校中等科
香蘭女学校中等科に、「2月2日午後入試 (募集人員:60名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日入試の募集人員が160名から100名へ変更されます。
また、これまで実施されていた面接は、両日とも無くなる模様です。
●世田谷学園中学校
世田谷学園中学校に、「2月1日午後入試 算数特選入試(募集人員:30名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日入試の募集人員が70名から60名へ、2月2日入試の募集人員が100名から80名へ変更されます。
なお、2月4日入試の募集人員は30名で、変更ありません。
●三田国際学園中学校
三田国際学園中学校に、「2月3日午後入試 メディカルサイエンステクノロジークラス(募集人員:30名)」が新設されます。
●開智日本橋学園中学校
開智日本橋学園中学校の「2月1日午後入試(特待生入試)」に、これまでの特待4科に加え、算数1科が新設されます。
●桐朋女子中学校
桐朋女子中学校に、英語1科目の「2月1日午後入試(募集人員:10名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日A入試(午前)の募集人員が140名から130名へ変更されます。
なお、2月2日の論理的思考力&発想力入試(午前)の募集人員は40名、同じく2月2日のB入試(午後)の募集人員40名には変更はありません。
●普連土学園中学校
普連土学園中学校に「2月1日午後 算数1科入試(募集人員:20名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日午前入試の募集人員が70名から50名へ変更されます。
●東洋英和女学院中学部
東洋英和女学院中学部の「B日程入試」が、2月3日から2月2日に変更になります。
●武蔵野大学中学校(新校名)
「2019年度から共学化する首都圏の私立中学校!」という記事でも述べていますが、武蔵野女子学院中学校は、現在、女子校ですが、2019年度から共学になります。
また、共学化に伴い、学校名が「武蔵野女子学院中学校」から「武蔵野大学中学校」に変更になります。
●目黒日本大学中学校(新校名)
日出学園中学校は、日本大学の付属校となり、学校名が「日出学園中学校」から「目黒日本大学中学校」に変更になります。
●山脇学園中学校
山脇学園中学校に、算数または国語の1科目選択の「2月1日午後入試(募集人員:40名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日入試の募集人員が100名から90名へ、2月2日入試の募集人員が100名から80名へ、2月4日入試の募集人員が40名から30名へ変更されます。
●大妻中学校
大妻中学校に、「2月5日入試(募集人員:約40名)」が新設されます。
これに伴い、2月1日入試の募集人員が120名から100名へ、2月2日入試の募集人員が120名から100名へ変更されます。
なお、2月3日入試の募集人員40名には変更がありません。
「神奈川県」の中学受験の変更点!
以下、2019年度中学受験における神奈川県の学校の変更点です。
●桐蔭学園中等教育学校
同じく「2019年度から共学化する首都圏の私立中学校!」という記事でも述べていますが、桐蔭学園中学がなくなり桐蔭学園中等教育学校に一本化し共学化(別学から共学)されます。
●慶應義塾湘南藤沢中等部
「中学受験における「英語入試」について!」という記事でも軽く触れていますが、慶應義塾湘南藤沢中等部が英語の選択入試を導入します。
実際は、国語、算数、社会、理科の4科目受験、または、国語、算数、英語の3科目受験のいずれかを説明することになります。
●横浜富士見丘学園
同じく「2019年度から共学化する首都圏の私立中学校!」という記事でも述べていますが、横浜富士見丘学園も共学化(女子校から共学)されます。
●鎌倉女学院中学校
鎌倉女学院中学校の「2次募集入試」が、2月4日から2月3日に変更になります。
●清泉女学院中学校
清泉女学院中学校の「3期試験」が、2月3日午前から2月3日午後に変更になります。
「埼玉県」の中学受験の変更点!
以下、2019年度中学受験における埼玉県の学校の変更点です。
●栄東中学校
栄東中学校の「1月18日入試(東大Ⅱ)」に、これまでの4教科型に加え、算数1教科型が新設されます。
※算数1教科型は算数のみですが、算数①(150点満点、試験時間50分)、算数②(150点満点、試験時間50分)の2つを受験する必要があり、算数②は4教科型と共通問題となっています。
●さいたま市立大宮国際中等教育学校(新校名)
さいたま市立大宮西高等学校が、中学校を新設し完全中高一貫校となり、中学入試を開始します。
また、完全中高一貫校になることに伴い、学校名が「さいたま市立大宮国際中等教育学校」になります。
ちなみに、どうでもよいですが、このブログで初めて公立の学校のことを書いたと今、気がつきました。
●細田学園中学校(新校名)
細田学園高等学校が、細田学園中学校を新設し、中高一貫校になります。
「千葉県」の中学受験の変更点!
以下、2019年度中学受験における千葉県の学校の変更点です。
と言いながら、僕が調べた限りでは、中学受験における千葉県の学校の変更点はありません。
※もしありましたら、誰か教えてください!
最後に
2019年度中学受験の変更点では、既設の高等学校の中学校新設、午後入試の新設が多く、それだけ受験の幅が広がりますね!
また、昨年も同じような変更が色々とありましたが、中学受験全体への大きな影響はあまりなく、2019年度受験も大きな影響はあまりないかなと勝手に考えています。