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中学受験におけるダブル出願の目的やメリット/デメリットについて!
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
中学受験においては、最終的な第一志望校や併願校が決まらずに
「ダブル出願」
をする方も多くいます。
うちも、併願校が決まらずにダブル出願を考えた時期がありましたが、実際にはダブル出願はしていません。
そのような中で、
ダブル出願にはメリットもあればデメリットもあります。
そこで、
今回は、中学受験におけるダブル出願について説明します。
[目次]
中学受験におけるダブル出願について
・ダブル出願とは?
・ダブル出願をする目的は?
ダブル出願のパターン
・同じレベルの学校にダブル出願する
・違うレベルの学校にダブル出願する
ダブル出願のメリット/デメリット
・ダブル出願するメリット
・ダブル出願するデメリット
ダブル出願は今後増えるか?
最後に
中学受験におけるダブル出願について
・ダブル出願とは?
・ダブル出願をする目的は?
ダブル出願のパターン
・同じレベルの学校にダブル出願する
・違うレベルの学校にダブル出願する
ダブル出願のメリット/デメリット
・ダブル出願するメリット
・ダブル出願するデメリット
ダブル出願は今後増えるか?
最後に
中学受験におけるダブル出願について
以下、中学受験におけるダブル出願について説明します。ダブル出願とは?
まずは、そもそも、
ダブル出願とは何か?について説明します。
▽ダブル出願とは?
中学受験におけるダブル出願とは、受験日、受験する時間帯が同じで、違う二つの中学校にダブルで出願すること
です。
つまり、
物理的にどちらかの中学校しか受験できないにもかかわらず、二つの中学校に出願することです。
例えば、
以下のような場合です。
▽ダブル出願の例
学校
入試日
試験開始
ダブル出願
A中学校
2月1日
9:00
← ダブル出願
B中学校
2月1日
9:00
← ダブル出願
C中学校
2月2日
9:00
D中学校
2月3日
9:00
上記の例では、
A中学校とB中学校の入試は、同じ日の同じ時間帯であり、どちらかしか受験できませんが、
A中学校とB中学校の両方に出願することがダブル出願です。
ちなみに、
一応補足しておきますが、ダブル出願は中学受験に限った話ではありません...
ダブル出願をする目的は?
次に、ダブル出願する目的について説明します。
ダブル出願をする目的は、
基本的には、
「出願締切期限までに受験校が決まらない」
という場合に取る策で、
とりあえず2つの学校に出願しておいて、
「受験日までに実際に受験する学校を決める」
ということになります。
よく、
色んな中学校の入試結果情報などで、出願者数よりも受験者数が少ない数値を見ますが、
まさに、
ダブル出願をした人の分、出願者数よりも実際の受験者数が少なくなっています。
もちろん、
出願者数よりも受験者数が少ない理由には、本当に体調不良などで受験できなかった場合や、他の学校に入学を決めているという場合もあります。
ちなみに、
受験日が同じ日でも、午前中にある学校を受験したあとに、午後から違う学校を受験することもありますが、これはダブル出願とは言いません。
単に午後受験です。
また、
ダブル出願だけではなく、人によっては、同日、同時間帯に入試がある三つの中学校に「トリプル出願」する方も稀にいます。
ダブル出願のパターン
次に、ダブル出願のパターンについて説明します。
中学受験において、ダブル出願をするパターンは様々あると思いますが、
大きくは、
▽ダブル出願のパターン
という2つのパターンがあります。
ということで、
次から、それぞれのパターンについて詳しく説明します。
同じレベルの学校にダブル出願する
ダブル出願の1つ目のパターンは、「同じレベルの学校にダブル出願する」
というパターンです。
つまり、
第一志望校、併願校において、同じレベルの中学校にダブル出願するというパターンです。
特に、
このパターンは、第一志望校が決まっていない場合や、第二志望校などの併願校が決まっていない場合に多いパターンです。
実際、うちもそうでしたが、
第一志望校はさておき、第二志望校などの併願校は本当に悩んでしまい、ギリギリまで決まらない方にこのパターンは多いと思います。
例えば、
▽同じレベルの学校へのダブル出願例
学校
偏差値
ダブル出願
備考
A中学校
60
← ダブル出願
同レベルの学校
B中学校
60
← ダブル出願
同レベルの学校
※A中学校、B中学校とも同日、同時間帯に入試の場合
というように、
同じレベル(偏差値)の学校にダブル出願するようなパターンです。
違うレベルの学校にダブル出願する
ダブル出願の2つ目のパターンは、「違うレベルの学校にダブル出願する」
というパターンです。
つまり、
安全校(滑り止め校)やチャレンジ校といったレベルの違う中学校にダブル出願するというパターンです。
このパターンは、受験した学校の受験結果や状況を見ならが、実際に受験する学校を入試期間中に決めるというパターンです。
例えば、
第一志望校の本番受験までに、併願校を一つも合格していない場合は、ダブル出願したうちの合格しやすい学校(安全校)を受験したり、
逆に、
既に実際に入学を考えている併願校を確保している場合は、ダブル出願したうちのレベルの高い方の学校(チャレンジ校)を受験するというようなパターンです。
もう少し詳しく言うと、
第一志望校の偏差値が60の場合、
▽違うレベルの学校へのダブル出願例
学校
偏差値
ダブル出願
備考
A中学校
62
← ダブル出願
チャレンジ校
B中学校
55
← ダブル出願
安全校
※A中学校、B中学校とも同日、同時間帯に入試の場合
というように、
第一志望校のレベル(偏差値)を基準に、その上位レベルの学校(チャレンジ校)や下位レベルの学校(安全校)にダブル出願するというパターンです。
このように、
ダブル出願して、受験結果や受験状況によって、臨機応変に対応する方もいます。
ダブル出願のメリット/デメリット
先で、中学受験におけるダブル出願について、色々と説明しましたが、
僕が考えるダブル出願のメリットとデメリットについて述べます。
ダブル出願するメリット
僕が考えるダブル出願するメリットは、▽ダブル出願するメリット
・ギリギリまで受験校を悩むことができる
・受験結果により臨機応変に対応できる
・受験結果により臨機応変に対応できる
というメリットです。
先でも説明しているとおり、
ダブル出願は、上記のメリットのためにするということもあり、これ以上のことはありませんが、
やはり、
第一志望校はさておき、うちのように併願校がなかなか決まらないという方には、よい策だと考えています。
ダブル出願するデメリット
僕が考えるダブル出願するデメリットは、▽ダブル出願するデメリット
・目標があやふやになってしまう
・受験料を捨てることになる
・受験料を捨てることになる
というデメリットです。
ダブル出願すると、どちらかの学校しか受験できないため、片方の学校の受験料を捨てることになるのは当然、デメリットになりますが、
何よりも、
ダブル出願することで、
志望校に対する目標があやふやになってしまうというデメリットがあります。
やはり、
ダブル出願しないで、受験校を確定させた方が目標が明確になり、受験勉強もしやすいと考えています。
特に、
第一志望校のダブル出願は、共倒れになる可能性が高いです。
ダブル出願は今後増えるか?
以前、他の記事でも述べていますが、うちの息子が受験したときとは違い、2019年度入試から東京の出願開始期日が10日ほど早まっています。
[ご参考]
つまり、
東京の中学校を受験する場合は、これまで(2018年度まで)よりも受験校を早く決める必要が出てきています。
そのため、
うちのように出願期日までなかなか受験校が決まらないような場合は、
とりあえずダブル出願しておこう!ということになるため、ダブル出願は今後、増えていくと考えています。
また、
窓口出願や郵送出願が減り、インターネット出願を採用する学校が増えたことにより、
簡単にいつでもどこからでも出願できるようになったという理由においても、
ダブル出願は今後、増えていくと考えています。
[ご参考]
最後に
今回、中学受験におけるダブル出願について、色々と説明したように、僕としては、ダブル出願を否定はしませんが、
第一志望校のダブル出願は個人的には避けた方がよいと思います。
やはり、
第一志望校を決めたからには、しっかりとその目標に向かい、貫き通して欲しいと思います。
その理由は、
第一志望校にダブル出願している時点で、目標があやふやになってしまい、共倒れになる可能性があるためです。
仮に、共倒れしないためには、ダブル出願している第一志望校の受験勉強もダブルでする必要があり、かなり大変になると思います...
逆に、
第二志望校以降の併願校については、1月受験の結果や、第一志望校の受験状況を見て受験校を決めるという意味では、ダブル出願は大いにアリだと思います。