はじめに
中学受験において、御三家はすごく人気があると思っている方も多くいると思います。
うちも最初は、
「御三家のように人気がある学校は無理!」
と諦めていた張本人です。
しかし、
「御三家は最終的には敬遠されるため逆に狙い目なのでは?」
とも僕は考えています。
といことで、今回は、御三家の1年間の人気傾向について色々と述べたいと思います。
中学受験における御三家の人気傾向について!
以下、中学受験における「御三家」の人気傾向についてです。
秋までは御三家人気は高め!
「中学受験における模擬試験での志望校(判定校)の選び方!」という記事でも述べていますが、色んな塾の公開模擬試験などを受ける際に、志望校(判定校)に御三家などの超難関校を入れて模擬試験を受けている方も多いと思います。
もちろん、うちも、ダメもとで開成、筑駒などを志望校(判定校)に入れて模擬試験を受けたことが多々ありました。
そして、模擬試験の結果を見てみると、御三家への志望者数が多く、
「御三家の人気が高い感覚に陥ってしまう!」
ということが多々ありました。
塾の情報でも御三家人気は高め!
また、「中学受験では塾などの情報に左右されないことも重要!」という記事でも述べていますが、うちの息子が受験した2017年も、どこの塾の模擬試験に行っても、受験生である子供達がテスト中に、保護者向けに保護者会と称して今年の受験の傾向などを説明してくれます。
その保護者会で、
「御三家は相変わらず人気です。特に、御三家の中では、開成を敬遠して麻布が人気です!」
というようなことを何度か聞かされ、やはり、うちの息子には
「麻布の受験は無理かな?」
と考えたことも何度かありました。
このような御三家人気の色んな情報や噂は、秋ぐらいまで続きます。
冬には御三家人気は落ち着く!
そこで、最終的な傾向は、12月に実施される本番受験前最後の模擬試験で、大体把握することが出来ます。
例えば、四谷大塚の「合不合判定テスト」やSAPIXの「合格力判定サピックスオープン」などの本番受験前最後の模擬試験です。
※ちなみに、うちは、「中学受験における最後の模試「合不合判定テスト」は過去最悪の結果!」という記事でも述べていますが、本番受験前最後の模擬試験として四谷大塚の「合不合判定テスト」を受けています。
この本番受験前最後の模擬試験は、どの受験生も、ほぼ本番受験を想定した志望校(判定校)でテストを受けるため、秋ぐらいまでの志望者数とは違い、現実的な本番同等の数字に近づいています。
そのため、
「秋までの御三家人気よりは、冬になると少しは落ち着く!」
という感じです。
ただし、12月の最後の模擬試験の時点でも、まだ、御三家の人気は高めです。
御三家は最終的には敬遠される!
そして、年が明けてしばらくすると、誰もが悩みに悩む実際の出願が始まります。
そこで、初めて実際の御三家の人気を知ることが出来ます。
その実際の志願者数を見てみると、意外にも、これまでの模擬試験の時の志望者数や、塾の保護者会などの情報とは違い、結局は例年並みの志願者数に落ち着くということが多々あります。
僕が何を言いたいのかというと、結局、本番受験の年は、1年間の間に色々な情報や噂がありますが、
「最終的には御三家は敬遠されるため、例年並みの倍率になる!」
というのが毎年の人気傾向です。
逆に、中学受験では4倍、5倍という実質倍率が多い中で、御三家の実質倍率は、意外と低めです。
特に、御三家は2月1日受験ということもあり、最終的に御三家ではなく、安全校に出願するという方もそれなりにいると考えています。
現に、うちの息子が受験した2017年は、男子だけではなく、女子の御三家、超難関校も含めて、偏差値が上位の学校は、多少のブレはあるものの、結果的にほぼ例年並みの倍率となっています。
模擬試験の志望者数などは気にしない!
ということで、僕がこの記事で一番言いたいことは、
「模擬試験の志望者数などは気にしない!」
ということと、
「色んな情報や噂に惑わされない!」
ということです。
模擬試験の集計値である志望者数などは、あくまでも模擬試験の中だけの話です。
先でも述べていますが、本番受験の年は、色んな情報に惑わされることが多々あります。
ちなみに、2017年は、御三家を敬遠して、早稲田などの大学系の中学校も人気があるという話も何度か聞きましたが、実際、早稲田中学校は2.8倍から2.9倍になった程度で、結果的にこちらも例年並みの倍率でした。
最後に
今回、「中学受験における御三家の人気傾向について!」と題して、御三家の1年間の人気傾向について色々と述べましたが、うちの息子が受験のも、色んな情報から、麻布が人気があり、今年は倍率が高いと聞かされて、敬遠モードになったことがありました。
でも、今では、最後まで麻布受験を貫き通して良かったと考えています。
もちろん、出願の時は、ずっと目指してきた麻布を受験するのを辞めて、安全校に出願しようか?という気の迷いもありましたが、受験せずに後悔するよりも受験して後悔しない方が良いと思い、色んな情報に惑わされることなく、麻布を受験しました。
やはり、一度、目指した学校であれば、誰が何を言おうとも自分の意志を貫き通すということは本当に重要なんだな?ということを、僕は中学受験を通じて学んだような気がしています。