首都圏（東京、神奈川、千葉、埼玉）の中学受験者数はどれくらいか？

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はじめに

中学受験において、

学校単位ではなく、

首都圏全体として、

「中学受験者数はどれくらいいるの？」

と気になる方もいると思います。

もちろん、

学校単位では学校の入試結果から知ることができますが、首都圏全体という意味では、意外に知らないと思います。

そこで！

今回は、首都圏（東京、神奈川、千葉、埼玉）の中学受験者数をご紹介します。

首都圏の中学受験者数はどれくらい？

以下、首都圏（東京、神奈川、千葉、埼玉）の中学受験者数についてです。

参考データについて！

今回、ご紹介する首都圏の中学受験者数は、首都圏模試でお馴染みの、首都圏模試センターが公開している


という、素晴らしいデータから引用させていただいております。

この入試集計DATAには、募集人数、受験者数の他にも、応募者数（志願者数／出願者数）も掲載されていますが、今回は、募集人数と受験者数に絞ってご紹介します。

上記データの一部は推定と示されていますが、ほぼほぼ正確な数値だと考えています。

というか、

このような統計を取ることができるのは、首都圏模試センターにしかできないとも考えています。

また、

今回は、首都圏とはいうものの、東京、神奈川、千葉、埼玉の私立中学校の募集人数、受験者数について色々と述べたいと思います。

首都圏の中学受験者数！

早速、首都圏（東京、神奈川、千葉、埼玉）の直近4年間の私立中学校の募集人数と受験者数を見てみましょう！

下表には、


つまり、

募集人数一人に対して受験者数がどれくらいいるのかを独自に追記しています。

［2021年度］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

［2020年度］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

［2019年度］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

［2018年度］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

募集人数

各年度の募集人数については、

多少なりとも増減はありますが、


など、様々な学校側の事情や情勢によるものであり、募集人数の増減は、毎年あります。

受験者数

受験者数については、

第三次中学受験ブームとも言われている中で、上記の数値からもわかるように、

2020年度までは、各都県とも年々増えており、増加傾向にありましたが、

2021年度については、新型コロナウイルスの影響により、全体としては、減っています。

［ご参考］

受験者率

受験者率については、

上記の各年度に共通しているように、

やはり、

入試解禁日が早い埼玉（1月10日）、千葉（1月20日）の順に募集人数一人に対する受験者数が多くなっており、

東京、神奈川（2月1日）の受験生が1月校として埼玉、千葉の学校を受験していることが数値からもわかります。

［ご参考］

ということで、

次から、都県別に見てみましょう！

東京の受験者数！

以下、直近4年間の東京の私立中学校の受験者数です。

［東京］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

以前、他の記事でもご紹介していますが、

東京の私立中学校の数は、全国でもダントツで一位ということもあり、募集人数、受験者数ともに他の県とは桁が違います。

［ご参考］

直近4年間では、

上記の数値からもわかるように、

東京の私立中学校の受験者数については、

年々増えており、

2021年度は、新型コロナウイルスがあったにもかかわらず、

募集人数一人に対する受験者数が4.8人と最も高くなっています。

神奈川の受験者数！

以下、直近4年間の神奈川の私立中学校の受験者数です。

［神奈川］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

神奈川の私立中学校の受験者数については、

2020年度までは、年々増えていましたが、

上記の数値からもわかるように、

2021年度については、新型コロナウイルスの影響により、若干減っています。

ただし、

直近4年間では、

2021年度、2020年度が、募集人数一人に対する受験者数が4.4人と最も高くなっています。

また、

先でも述べているように、

神奈川は、東京と入試解禁日が同じ2月1日ということもあり、募集人数一人に対する受験者数は東京とほぼ同じという特徴があります。

千葉の受験者数！

以下、直近4年間の千葉の私立中学校の受験者数です。

［千葉］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

千葉の私立中学校の受験者数については、

2020年度までは、年々増えていましたが、

上記の数値からもわかるように、

2021年度については、新型コロナウイルスの影響により、減っています。

直近4年間では、

2020年度が、募集人数一人に対する受験者数が7.2人と最も高くなっています。

千葉については、後述する埼玉入試と東京、神奈川入試の間である1月20日に入試が解禁されるということもあり、

募集人数一人に対する受験者数もちょうど、

埼玉と東京、神奈川の間であるという特徴があります。

［ご参考］

埼玉の受験者数！

以下、直近4年間の埼玉の私立中学校の受験者数です。

［埼玉］
※受験者率は小数第二位を四捨五入しています。

埼玉の私立中学校の受験者数については、

2020年度までは、年々増えていましたが、

上記の数値からもわかるように、

2021年度については、新型コロナウイルスの影響により、減っています。

直近4年間では、

2020年度が、募集人数一人に対する受験者数が12.0人と最も高くなっています。

また、

埼玉は、首都圏の中ではもちろんのこと、多分、全国でも募集人数一人に対する受験者数が一番多いと考えています。

その理由は、

やはり、

首都圏の中では入試解禁日が一番早いということもあり、初戦として、お試し受験する受験生が多くいることが数値からもわかります。

特に、

栄東中学校の入試全体の受験者数は10,000人を超えており、1校で埼玉の受験者数の約1／4を占めているという特徴もあります。（すごっ！）

まとめ！

首都圏の中学受験における受験者数の直近4年間の数値からは、

2021年度は、新型コロナウイルスの影響はあったものの、

全体的には、

「受験者数は増加傾向！」

である、ということがわかります。

これらの要因としては、

単に、

中学受験者数が増えていることもありますが、

一都三県をまたいだ中学受験が増えてきていることもあると考えています。

最後に

今回、首都圏（東京、神奈川、千葉、埼玉）の中学受験者数をご紹介しましたが、

2021年度入試は、新型コロナウイルスの影響がどれくらいあるのかがわからない状況の中で、

神奈川、千葉、埼玉の受験者数は若干減ったものの、東京の受験者数は増えており、

結果的に、首都圏の中学受験者数には、大きな影響はなかったという状況になっています。

いずれにせよ、

今後も受験者数は注視していきたいと思います。

この記事、何かの参考になれば幸いです。

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