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中学受験ブームはいつまで続くのか?を調査してみました!
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
最近、第三次中学受験ブームと言われているように、中学受験をする小学生が増えています。実際、僕も記事を書く際に、色んな学校や塾、学校基本統計などの数値を参考にしていますが、やはり、中学受験者数は増えていると感じることが多々あります。
そこで、今回は、中学受験ブームはいつまで続くのか?について、色々と述べたいと思います。
※今後、中学受験を考えている方はもちろんですが、中学受験ブロガーの方にも読んでいただけたら幸いです!
その前に!
なぜこの記事を書こうと思ったかというと、このブログ(受験ラッシュ!)を開始してから約3年が経ち、中学受験ブームということもありますが、何よりも皆様のおかげでアクセス数は毎年伸びており、
ピーク時には月間20万PV超え!(22万)
売上も月間6桁!(教えない)
となっており、片手間で始めたブログにもかかわらず、僕が運営している他のサイトやブログの中でも、主力になりつつあります。
※ただし、今月(4月)はPVも売上も過去最低となりそうですが...
そのような中で、
果たしてこのような状況がいつまで続くのか?
つまり、
中学受験に関する情報の需要はいつまで続くのか?
という疑問があるのと同時に、今後、このブログへの力の入れ方を戦略的に考えてみようと思い、中学受験ブームがいつまで続くのか?を調査した次第であります。(はい)
前振りが長くなり申し訳ございませんが、中学受験ブームはいつまで続くのか?について僕の考えをこれから説明します。
中学受験ブームはいつまで続くのか?を調査してみました!
以下、中学受験ブームはいつまで続くのか?についてです。中学受験ブームはいつまで続くのか?の調査観点!
まずは、中学受験ブームはいつまで続くのか?の調査観点として、当たり前ですが、・今後、小学生の児童数がどのように変化するのか?
・小学生の私立中学校への進学率はどの程度なのか?
という2つの大きな観点で、中学受験ブームはいつまで続くのか?について調査します。
なお、中学受験ブームなのか否かについては、先程の2つの観点である、
①2020年度から2025年度の小学生の児童数の傾向!
②2014年度から第三次中学受験ブームと言われ始めた2018年度の私立中学校への進学率の傾向!
を基準に、下記の表のように組み合わせパターンを定義し、今後、どのパターンに当てはまるのか?を調査してみたいと思います。
[組み合わせパターン]
No.
①児童数
②私立進学率
中学受験ブーム
1
増加傾向
増加傾向
続く
2
増加傾向
横ばい
続く
3
増加傾向
減少傾向
続かない
4
横ばい
増加傾向
続く
5
横ばい
横ばい
続く
6
横ばい
減少傾向
続かない
7
減少傾向
増加傾向
続く
8
減少傾向
横ばい
続かない
9
減少傾向
減少傾向
続かない
上記9つのパターンは、児童数、私立中学校への進学率がそれぞれ増加傾向、横ばい、減少傾向のいずれなのか?の組み合わせパターンで、中学受験ブームが今後、続くか続かないかは、僕の判断で記載しています。
※色んな意見があるとは思いますが、これでいきます!
また、「全国(都道府県別)の私立中学校の数を調査してみました!」という記事や「中学受験における東京23区の進学率を調査してみました!」という記事でも述べていますが、私立中学校の数が一番多く、私立中学校への進学率も高いのは東京のため、東京都の児童数、私立中学校への進学率をベースに調査したいと思います。
東京都の児童数!
まずは、東京都の児童数が今後どのようになるのか?についてです。以下、東京都が公開している「令和元年度 学校基本統計(学校基本調査報告書)」の国公私立小学校の東京都の児童数となります。
学年
男子
女子
合計
年度
1学年
52,817
50,614
103,431
2025
2学年
52,332
49,817
102,149
2024
3学年
52,895
50,148
103,043
2023
4学年
52,537
50,114
102,651
2022
5学年
52,219
49,830
102,049
2021
6学年
52,045
49,505
101,550
2020
上記の表を簡単に説明すると、各学年の男子児童数、女子児童数、男女合計の児童数となっており、一番右に僕が独自項目として該当する学年の中学受験年度を追記しています。
例えば、記載の6学年が2020年度の中学受験対象の学年となります。
上記の数値を見る限りにおいては、学年により若干の違いはありますが、2020年度受験は終わっているため、今後、5年間(2021年度から2025年度)を見る限りにおいては、児童数は若干、増加傾向にはあります。
ただし、大幅な増加傾向ではないため、ほぼ
「横ばい」
と言ってよいと考えています。
東京都の私立中学校への進学率!
次に、東京都の私立中学校への進学率が今後どのようになるのか?についてです。東京都教育委員会が公開している「令和元年度公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(平成30年度)の進路状況調査編】」によると、東京都の小学校の卒業者数、私立(東京都内)への進学者数は、
年度
卒業者
私立進学者
私立進学率
2014
93,868
15,386
16.39%
2015
93,986
15,937
16.96%
2016
91,979
15,626
16.99%
2017
90,297
16,273
18.02%
2018
94,580
16,953
17.92%
となっています。
上記の表を簡単に説明すると、各年度の小学校の卒業者数、その内、私立中学校への進学者数となっており、一番右に僕が独自項目として私立中学校への進学率を追記しています。
また、卒業者の数値のため、2019年に公開された数値ということもあり、前年度(2018年度)が現時点では最新です。
東京都だけの数値なので一概には言えませんが、過去5年間の上記の私立中学校への進学率を見る限りにおいては、2014年度は約16%、2015年度、2016年度は約17%、2017年度、2018年度は約18%と、私立中学校への進学率は増えていると言ってよいと考えています。
そういう意味では、私立への進学率は、
「増加傾向」
と言ってよいと考えています。
中学受験ブームはいつまで続くのか?の結論!
中学受験ブームはいつまで続くのか?の結論としては、先で説明した東京都の児童数、私立中学校への進学率から、最初のパターンに当てはまると、①児童数=「横ばい」
②私立進学率=「増加傾向」
つまり、「パターン4」となり、
中学受験ブームは「続く」
という結果になり、少なくともあと5年くらいは中学受験ブームは続くと考えています。
そういう意味では、児童数が極端に減少したり、私立への進学率が極端に減少しない限りは、今の状況は続くとも言えます。
最後に
今回、中学受験ブームはいつまで続くのか?について色々と述べましたが、先でも述べているように、僕の考えでは、少なくともあと5年は中学受験ブームは続く見込みのため、これまで通りにやっていきます。(可能な限り...)ということで、中学受験ブロガーの方!まだまだ需要はありますよ!