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中学受験における2月3日の動き方!(知らないと損する場合あり)
※本ページにはプロモーションが含まれていますはじめに
東京、神奈川の中学受験においては、御三家などをはじめ、
「2月3日は合格発表が多い日」
です。
そして、
この合格発表が多い2月3日は、
入試結果(合格、不合格)により、
「入学手続きのための動き方」
を考えておく必要があります。
そこで、
今回は、実際にうちがやった中学受験における2月3日の動き方について色々と述べます。
中学受験における2月3日の動き方
以下、うちが実際にやった中学受験における2月3日の動き方です。2月3日の問題点
まずは、「2月3日の問題点」
について述べます。
「2月3日ってまだ先の話じゃないの?」
とか、
この記事で僕が、
「何を言いたいのかがよくわからない?」
と思う方も多いと思いますが、
簡単に言うと、
▽2月3日に入学手続きするケース
2月3日の合格発表で不合格だった場合、急いで既に合格している他の学校の入学手続きをする必要があるというケースがあります。
もちろん、
2月3日だけの話ではありませんが、
実際に、うちが経験した
「渋幕と麻布のケース」
を説明します。
具体的に言うと、
うちの場合、麻布の受験よりも前に、
渋幕(一次入試)に合格していたために、2月1日に受験した麻布が不合格だった場合は、渋幕に入学させることを決めていました。
もちろん、
第一志望校の麻布に合格した場合は、麻布に入学させることを決めていました。
つまり、
▽うちのケース
・麻布に合格した場合 ・・・ 麻布に入学
・麻布に不合格の場合 ・・・ 渋幕に入学
・麻布に不合格の場合 ・・・ 渋幕に入学
ということです。
[ご参考]
そこで、
2月3日に問題になるのは、
▽2月3日
・麻布の合格発表は15:00から
・渋幕の最終入学手続きの締切は18:00まで
・渋幕の最終入学手続きの締切は18:00まで
となっており、
▽2月3日の問題点
麻布の合格発表で不合格だった場合、約3時間弱の間に、麻布中がある港区(元麻布)から超急いで千葉の幕張まで行って渋幕への最終入学手続き(入学納入金の残金の納付)をする必要があるということになります。
つまり、
「入学する学校の手続きが重なっている」
という状態です。
渋幕(一次入試)は2月3日まで延納可能
先で、麻布が不合格だった場合、
渋幕への、
「最終入学手続き(入学納入金の残金の納付)」
をする必要があると述べていますが、
まだ、
「何を言っているのかがわからない?」
「入学納入金の残金の納付って何?」
という方のために補足しますが、
基本的に渋幕(一次入試)は、合格してから、
1月24日の14:00~1月25日の15:00までに、
入学手続として入学納入金(280,000円)の一部(50,000円)を納付すると、
「延納扱い」
として、
最終的には2月3日の18:00までに
「残金の納付を待ってくれる」
ということになっています。
早い話が、
▽渋幕の延納制度
渋幕(一次入試)に合格し入学する意思があるからといって、入学納入金(280,000円)の全額を納付する必要はなく、一部(50,000円)を納付することで、残金(230,000円)の納付を2月3日の18:00までに待ってくれるといことになります。
つまり、
渋幕(一次入試)に合格し、
最終的に渋幕に入学しない場合は、
「残金を納付しなくてもよい」
ということになり、
一部納付した残金(230,000円)を無駄に納付せずに済みます。
※詳細は渋幕の募集要項をご覧ください。
これは、
うちのように、
▽渋幕の救済措置
併願校として渋幕に合格し入学する可能性はあるが、まだ、第一志望校の合格発表が終わっていないという方のために、入学納入金を全額支払わなくてもよいという救済措置です。
そのため、
麻布の合格発表で不合格だった場合、
約3時間弱で、何とか幕張にある渋幕まで行くことは可能かもしれませんが、
何かあった場合(電車遅延や渋滞など)は、渋幕への最終入学手続きができなくなってしまうという問題がありました。
2023年度入試については、オンライン決済を導入する学校も増えており、急いで他の学校に行って入学手続きをするということは、あまりないとは思います。
しかし、
オンライン決済ができる場合においても、
「延納する場合の動き方」
は、事前に考慮しておく必要があります。
複数名体制で中学受験対応
ということで、先で述べたとおりに、
合格発表日や入学手続き日が同じ日などは、
「複数名で中学受験の対応」
が必要になる場合があります。
うちの場合、
2月3日は、浅野の受験があったため、息子と家内は浅野の受験に行き、そのあと、麻布の合格発表を見に行きました。
僕はというと、前日に合格発表があった本郷の合格発表の校内掲示の確認と合格証を受け取りに本郷に行ったあと、
渋幕への入学手続きのための入学納入金(残金)を持って、渋幕がある幕張で午前中からずっと待機していました。
[ご参考]
余談となり恐縮ですが、
とにかく、
僕は、麻布の合格発表の時間までに、ずっと幕張で待機していましたが、お茶をしたり、ご飯を食べていても、ずっと麻布の合格発表にドキドキしていました。
いずれにせよ、
息子と家内は、麻布で合格発表、僕は、幕張で待機といったように、
「複数名で中学受験対応」
をしています。
このような話は、2月3日だけの話ではありませんが、
▽複数名体制で中学受験対応
合格発表日や合格発表の時間、合格、不合格の結果によっては、複数名で対応する必要がある場合があります。
ちなみに、
うちの息子が受験した2017年の2月3日は、金曜日という平日だったために、僕は仕事を休んでこの中学受験対応をしています。
もし、仮に僕が仕事を休めなかった場合は、おじいちゃん、おばあちゃんなどに頼るしかなかったです...
またまた、
ちなみにですが、
「2023年の2月3日は金曜日」
のため、
もし、
今回、説明したようなケースがある場合は、
普通の会社員であれば仕事なので、
僕のように
「仕事を休んで中学受験対応」
する必要があるかもしれません。
特に、2023年度入試においても、
「新型コロナウイルスなどの感染症」
の影響により、WEBで合格発表、入学手続きをする学校も増えていますが、
麻布のように、
合格した場合、入学手続きのために
「合格発表当日に指定時間までに来校」
する必要があったりするため、念密な動き方をする必要があります。
合格発表と入学手続きは計画的に
今回、うちが実際にやった動き方として、麻布と渋幕(一次入試)の2月3日のケースを述べましたが、他の学校の受験においても、併願パターンや入試結果によっては、同じようなケースも多々あると思います。
また、
僕が言いたいことは、
▽募集要項
今回、ご紹介した渋幕(一次入試)の延納の説明は、募集要項に小さな文字で書かれていることが多くあります。
そのため、
以前、他の記事でも述べていますが、
「受験する学校の募集要項は隅々まで読む」
ことをおすすめします。
[ご参考]
また、
受験する学校の募集要項を把握したうえで、
合格発表と入学手続きは、
「合不合のパターンを考慮して計画する」
という必要があります。
そして、
今回ご紹介した麻布と渋幕(一次入試)のケースのような場合は、予め複数名での体制を整えておく必要があります。
最後に
今回、実際にうちがやった中学受験における2月3日の動き方について色々と述べたように、麻布と渋幕(一次入試)のケースもそうですが、
こう考えると、本当に
「中学受験は家族での対応が必要」
であることを感じさせられます。
皆さんも、
出願した受験校の
▽入学に向けて
・合格発表日
・合格発表の時間
・入学手続きの締め切り
・合格発表の時間
・入学手続きの締め切り
などを、きちんと確認および把握して管理する必要があります。
また、
しつこいようですが、場合によっては複数名の体制を整えておく準備が必要です。
ちなみに、
複数名体制が取れない場合は、入学する可能性がある学校に、入学納入金の全額を納付しておけばこのような問題は発生しませんが、
「もったいない」
ですよね!
すみません、貧乏なもので...
というか、
そもそも、
募集要項を隅々まで見て、
「延納ができるということを知らない」
と損得もないですが...
ということで、
この記事、何かのお役に立てれば幸いです。