はじめに
東京、神奈川の中学受験においては、
御三家などをはじめ、
「2月3日は合格発表が多い日!」
です。
そして、この合格発表が多い2月3日は、
入試結果(合格、不合格)により、
「入学手続きのための動き方!」
を考えておく必要があります。
そこで、今回は、実際にうちがやった中学受験における2月3日の動き方について色々と述べたいと思います。
※2021年度入試においては、新型コロナウイルスの影響により、合格発表や入学手続きが従来から変更になっている学校も多くありますが、損しないためにも参考までに読んでいただけたら幸いです。
中学受験における2月3日の動き方!
以下、うちが実際にやった中学受験における2月3日の動き方です。
2月3日の問題点!
まずは、
「2月3日の問題点!」
について述べます。
「2月3日ってまだ先の話じゃないの?」
とか、この記事で僕が、
「何を言いたいのかがよくわからない?」
と思う方も多いと思いますが、
簡単に言うと、
「2月3日の合格発表で不合格だった場合、急いで既に合格している他の学校の入学手続きをする必要がある!」
というケースがあります。
具体的に言うと、
うちの場合、麻布の受験よりも前に、渋幕に合格していたために、2月1日に受験した麻布が不合格だった場合は、渋幕に入学させることを決めていました。
もちろん、第一志望校の麻布に合格した場合は、麻布に入学させることを決めていました。
つまり、
・麻布に合格した場合 ・・・ 麻布に入学
・麻布に不合格の場合 ・・・ 渋幕に入学
ということです。
[ご参考]
・麻布と渋幕に合格した場合、どちらに入学するか?
そこで、
2月3日に問題になるのは、
[2月3日]
・麻布の合格発表は15:00から
・渋幕の最終入学手続きの締切は18:00まで
となっており、
麻布の合格発表で不合格だった場合は、約3時間弱の間に、港区の元麻布から超急いで千葉の幕張まで行って渋幕への最終入学手続き(入学金の残金などの納付)をする必要があるということになります。
つまり、
「入学する学校の手続きが重なっている!」
という状態です。
まだ、
「何を言っているのかがわからない?」
という方のために補足しますが、
基本的に渋幕は、合格してから1月24日の14:00から1月25日の15:00までに、
入学手続として入学納入金の一部(50,000円)を納付すると、
「延納扱い!」
として、
最終的には2月3日の18:00までに
「残金の納付を待ってくれる!」
ということになっています。(詳細は渋幕の入試要項をご覧ください。)
早い話が、うちのように、併願校として渋幕に合格し入学する可能性はあるが、まだ、第一志望校の合格発表が終わっていないという方のために、入学納入金を全額支払わなくてもよいという救済措置です。
そのため、
麻布の合格発表で不合格だった場合、約3時間弱で、何とか(場合によってはギリで)幕張にある渋幕まで行くことは可能かもしれませんが、何かあった場合(電車遅延や渋滞など)は、渋幕への最終入学手続きができなくなってしまうという問題がありました。
2021年度入試については、オンライン決済を導入する学校も増えており、急いで他の学校に行って入学手続きをするということは、あまりないとは思いますが、
「延納する場合の動き方!」
は、事前に考慮しておく必要があります。
2月3日は複数名体制!
ということで、先で述べたとおりに、
「2月3日は複数名で中学受験の対応!」
が必要になる場合があります。
うちの場合は、2月3日は浅野の受験があったため、息子と家内は浅野の受験に行き、そのあと、麻布の合格発表を見に行きました。
僕はというと、前日に合格発表があった本郷の合格発表の校内掲示の確認と合格証を受け取りに本郷に行ったあと、渋幕への入学手続きのための入学金(残金)を持って、渋幕がある幕張で午前中からずっと待機していました。
[ご参考]
・中学受験における本番受験中の待機時間の過ごし方!
・「麻布中学校」の受験体験記!
・「本郷中学校」の受験体験記!
・「浅野中学校」の受験体験記!
とにかく、麻布の合格発表の時間までに、ずっと幕張に待機していましたが、お茶をしたり、ご飯を食べていても、ずっと麻布の合格発表にドキドキしていました。
このような話は、2月3日だけの話ではありませんが、合格発表日や合格発表の時間、合格、不合格の結果によっては、複数名で対応する必要がある場合があります。
ちなみに、うちの息子が受験した2017年の2月3日は金曜日という平日だったために、僕は仕事を休んでこの中学受験対応をしています。
※もし、仮に僕が仕事を休めなかった場合は、おじいちゃん、おばあちゃんなどに頼るしかなかったです...
またまた、
ちなみにですが、
「2021年の2月3日は水曜日!」
のため、
もし、
今回、説明したようなケースがある場合は、
普通の会社員であれば仕事なので、僕のように
「仕事を休んで中学受験対応!」
する必要があるかもしれません。
特に、2021年度入試においては、
「新型コロナウイルス(COVID-19)」
の影響により、WEBで合格発表、入学手続きをする学校も増えていますが、
麻布のように、
合格した場合、入学手続きのために
「合格発表当日に指定時間までに来校!」
する必要があったりするため、念密な動き方をする必要があります。
合格発表と入学手続きは計画的に!
今回、うちが実際にやった動き方として、麻布と渋幕の2月3日のケースを述べましたが、他の学校でも併願パターンや入試結果によっては、同じようなケースも多々あると思います。
いずれにせよ、
合格発表と入学手続きは、
「合不合のパターンを考慮して計画する!」
という必要があります。
そして、今回ご紹介した麻布と渋幕のケースのような場合は、予め複数名での体制を整えておく必要があります。
最後に
今回、実際にうちがやった中学受験における2月3日の動き方について色々と述べたように、
麻布と渋幕のケースもそうですが、
こう考えると、本当に
「中学受験は家族での対応が必要!」
であることを感じさせられます。
皆さんも、受験校が決まったら、
・合格発表日
・合格発表の時間
・入学手続きの締め切り
などを、きちんと確認および管理する必要があります。
また、しつこいようですが、場合によっては複数名の体制を整えておく準備が必要です。
ちなみに、複数名体制が取れない場合は、入学する可能性がある学校に、入学金を全て払っておけばこのような問題は発生しませんが、
「もったいない!」
ですよね...
すみません、貧乏なもので...
というか、
そもそも、募集要項を隅々まで見て、
「延納ができるということを知らない!」
と損得もないですが...
ということで、この記事、何かのお役に立てれば幸いです。