中学受験における午後入試の必要性について！

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はじめに

中学受験において、最近、午後入試を受ける受験生が増えてきています。

これは、逆に、午後入試を実施する学校が増えてきているとも言えます。

また、色んな中学受験に関する記事を見てみても、午後受験は当たり前になってきている旨の記事をよく見かけます。

そこで、今回は、中学受験における午後入試の必要性について色々と述べたいと思います。

中学受験における午後入試の必要性について！

以下、中学受験における午後入試の必要性についてです。

午後入試の状況！

まずは、最近の午後入試の状況についてです。

例えば、首都圏ではこれまで、


などの学校が午後入試を実施しています。

最近では、

・2019年度の中学受験における変更点について！
・2020年度の中学受験における変更点について！
・2021年度の中学受験における変更点について！

という記事でもご紹介しているように、

［2019年度入試から］

［2020年度入試から］

といった学校も午後入試を新設しており、午後入試を実施する学校は、年々増加傾向にあります。

また、2021年度入試においても、現時点では、

［2021年度入試から］

といった学校が午後入試を新設する予定となっており、やはり、

午後入試を実施する学校は、年々増加傾向

にあります。

午後入試を複数回実施する学校もある！

先で、午後入試を実施する学校が年々増えている旨を述べていますが、学校によっては、午後入試を複数回実施する学校も出てきており、

例えば、

のように、

1つの学校が複数回、午後入試を実施する

という学校も、今後は増えていくのではないかと考えています。

いずれにせよ、午後入試を実施する学校、午後入試回数の増加は止まらないのが現状です。

午後入試の入試科目！

以前、「中学受験における4科目受験、2科目受験について！」という記事でも述べていますが、午後入試の入試科目は、午後からの入試ということもあり、国語、算数、理科、社会の4科目入試ではなく、2科目入試、1科目入試が主流となっています。

もちろん、学校や入試によって違いはあります。

よくある午後入試の2科目入試では、国語、算数、そして、最近、特に多くなってきている1科目入試については、「中学受験における算数1科目入試についてまとめてみました！」という記事でも述べているように、算数が1科目入試の主な入試科目となっています。

午後入試の特徴！

首都圏の午後入試に関して言うと、入試日があまり集中しない埼玉、千葉の学校では、午後入試を実施している学校はほとんどなく、先でご紹介しているように、

入試日が集中する東京、神奈川の学校で午後入試を実施する学校が多い

という特徴があります。

特に、東京、神奈川の入試が集中する2月1日、2日、3日に午後入試を実施している学校がほとんどです。

また、午後入試を実施する学校側の目的としては、入試の幅を広げ少しでも優秀な受験生を確保したいという狙いがあります。

午後入試が人気の理由！

最初でも述べていますが、中学受験において、最近では、午後入試は当たり前のようになってきており人気があります。

実際、色んな学校の午後入試の志願者数や受験者数を見てみても、確かに増加傾向であることは否定できません。

では、なぜ、午後入試が人気なのか？という僕が考える理由は、大きくは以下の3つです。


１．入試科目が少ないため受験しやすい！
先でも述べているように、午後入試は2科目入試、1科目入試といった、入試科目が少ないため、受験する側からしてみれば受験しやすいという理由があります。


２．早めに合格を確保しておきたい！
東京、神奈川の場合、2月1日から数日間、本番入試となりますが、1月の埼玉入試、千葉入試とは別に、現実的に入学する可能性のある学校の合格を早めに確保しておきたいという理由もあります。


３．本番受験を一つでも多く経験させたい！
東京、神奈川においては、2月1日が第一志望校の入試日という方も多いと思いますが、2月2日、3日が第一志望校の入試日という方もいます。

そのような中で、本番に慣れるために本番受験を一つでも多く経験させたいという理由もあります。

午後入試に対する僕の考え！

先で色々と午後入試について語ってから恐縮ですが、東京のほとんどの受験生の方は、2月1日が第一志望校の入試日だと思います。

そのような中で、午後入試に対する僕の考えは、

「第一志望校の受験後に午後入試することは、あまりおすすめはしません！」

その理由は、

「第一志望校の受験に集中して欲しいから！」

そして、

「第一志望校と午後入試校の共倒れ！」

になって欲しくないということがあります。

もちろん、第二志望校など、本当に行きたい学校であれば話は別ですが、

「何となく午後入試を受けてみよう！」

とか、

「皆んな受けるから午後入試を受けてみよう！」

という理由であれば、無理に午後入試はせずに、体を休めて、翌日からの受験に備えた方がよいと考えます。

このブログでも述べたことがありますが、うちも、第一志望校である2月1日の麻布の受験後に、都市大付属の午後入試を考えた時期がありましたが、結局、出願はしていません。

また、例えば、うちの第一志望校であった麻布を考えると、最近では、2月1日麻布受験、そして、午後は、麻布からほど近い広尾学園を受験という方もいると思いますが、1日に2校の受験は、受験生はもちろんですが、保護者である親もかなり疲れるはずです。

それも、第一志望校の後の午後入試ともなると、疲れ方はハンパないと思います。

いずれにせよ、

「無理に午後入試を受けるのではなく、午後入試の必要性を見極めることが重要！」

です。

しつこいようですが、あくまでも僕の意見です。

最後に

今回、中学受験における午後入試の必要性について、色々と述べましたが、きちんとした目的を持って午後入試を受けることには賛成しますが、きちんとした目的がない状態で午後入試をする必要はないのでは？と考えています。

そういう意味では、午後入試を検討、そして、実際に出願する際は、

「本当に必要ですか？」

ということを、考えていただければと思います。（偉そうにスミマセン．．．）